
ローマ人の物語 31―終わりの始まり〔下〕―
539円(税込)
発売日:2007/08/28
- 文庫
「愚帝」暗殺後、帝国は内乱へ。命運を握るのは誰か。
失政を重ねたコモドゥスは暗殺され、ローマは帝位を巡って5人の武将が争う内乱に突入した。いずれもマルクス・アウレリウスの時代に取り立てられた彼らのうち、勝ち残ったのは北アフリカ出身のセプティミウス・セヴェルス。帝位に登った彼は、軍を優遇することで安全保障体制の建て直しを図る。だがそれは、社会と軍との乖離を促すものでもあった。衰亡の歯車は少しずつその回転を早めていく。
目次
カバーの金貨について
第三部 内乱の時代
(紀元一九三年―一九七年)
(紀元一九三年―一九七年)
軍団の“たたきあげ”/皇帝ペルティナクス/帝位争奪戦のはじまり/ローマ進軍/首都で/ライヴァル・アルビヌス/もう一人の“たたきあげ”/イッソスの平原
第四部 皇帝セプティミウス・セヴェルス
(在位、紀元一九三年―二一一年)
(在位、紀元一九三年―二一一年)
軍人皇帝/思わぬ結果/東征、そしてその結果/故郷に錦/ブリタニア/死
年表
参考文献
図版出典一覧
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書誌情報
読み仮名 | ローマジンノモノガタリ31オワリノハジマリ3 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 176ページ |
ISBN | 978-4-10-118181-3 |
C-CODE | 0122 |
整理番号 | し-12-81 |
ジャンル | 世界史 |
定価 | 539円 |
著者プロフィール
塩野七生
シオノ・ナナミ
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。
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