
神の守り人―上 来訪編―
649円(税込)
発売日:2009/07/28
- 文庫
〈神の子〉か? それとも〈災いの子〉か? バルサはひたすら駆け抜ける!
女用心棒バルサは逡巡の末、人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。ふたりには恐ろしい秘密が隠されていた。ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを巡り、〈猟犬〉と呼ばれる呪術師たちが動き出す。タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサ。追いすがる〈猟犬〉たち。バルサは幼い頃から培った逃亡の技と経験を頼りに、陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける!
目次
序章 シンタダン牢城の虐殺
第一章 災いの子
1 秋の草市
2 〈青い手〉と見えない牙
3 不吉な子ら
4 月下の短槍
5 闇へ駆けゆく
2 〈青い手〉と見えない牙
3 不吉な子ら
4 月下の短槍
5 闇へ駆けゆく
第二章 逃げる獣 追う猟犬
1 鹿狩り
2 老獪な獣
3 鷹と猟犬
4 ロタルバルの悪夢
2 老獪な獣
3 鷹と猟犬
4 ロタルバルの悪夢
第三章 罠へと誘う手紙
1 穢れた羊
2 花の衣
3 裏切り
2 花の衣
3 裏切り
終章 旅立ち
書誌情報
読み仮名 | カミノモリビト1ライホウヘン |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 304ページ |
ISBN | 978-4-10-130276-8 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | う-18-6 |
ジャンル | SF・ホラー・ファンタジー |
定価 | 649円 |
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著者プロフィール
上橋菜穂子
ウエハシ・ナホコ
1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学名誉教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書に、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞)、『天と地の守り人』、『虚空の旅人』、『蒼路の旅人』、『流れ行く者』、『炎路を行く者』、『風と行く者』、『「守り人」のすべて』、『獣の奏者』、『物語ること、生きること』、『隣のアボリジニ』、『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)、『鹿の王 水底の橋』、『香君』などがある。2002(平成14)年「守り人」シリーズで巖谷小波文芸賞受賞。2014年国際アンデルセン賞作家賞受賞。2023(令和5)年「守り人」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。2024年菊池寛賞を受賞。
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