ひとつのことに集中できなくて勉強がはかどらない。
SNSの友だちの動向が気になって仕方がない。
趣味や遊び、やりたいことがたくさんあるのに、いつも時間が足りない。
夜中までスマホを見てしまい、日中眠くてたまらない。
あなたのお子さんにも、あてはまることはありませんか?
累計99万部突破の『スマホ脳』の著者であるスウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン氏が、スマホの使いかたに悩むティーンエージャーのために、かしこいスマホとの付き合い方を伝授したのが、本書『脱スマホ脳かんたんマニュアル』です。
そもそも人間の脳はスマホ向きにできていない「サバンナ脳」なのである、とハンセン氏は説きます。
集中力が続かずすぐ別なことに気を取られてしまうのは、脳には、異変があるといち早くそちらに注意がいく、という習性があるから。これは原始時代、獣や敵から命を守るためには不可欠なものでした。
SNSに夢中になってしまうのは、仲間と群れたり噂話をしたりするのが好きな脳の仕組みから。誰かと集団で暮らし、新たな情報を察知しなければ身が危険にさらされた太古の時代に役立った特性でした。
つまり人間がスマホに囚われてしまうのは、当たり前のこと。だからこそ、人間の脳の仕組みを知って、スマホの誘惑に負けずに付き合う方法を、本書は教えています。
・勉強中はスマホを隣の部屋に置くと効率がアップする
・睡眠が記憶を定着させる
・SNSを使いすぎると幸福度が下がる
・フェイクニュースや陰謀論に翻弄されないために
などなど、知っておきたい情報が満載です。
タラジロウさんによるユーモラスなイラストもかわいい。保護者とお子さんとでともに読みたい、スマホを持つなら必読の一冊です。