気仙沼線(3)橋脚が傾いた津谷川橋梁

 これまで大きな鉄道橋が流された現場をいくつも見てきた。山田線の第34閉伊川橋梁、大槌川橋梁、大船渡線の気仙川橋梁など。閉伊川橋梁は橋桁10本のうち6本が流されたが、橋脚は流されず、傾くこともなかった。大槌川橋梁は橋桁すべてが流され、一部橋脚も傾いていた。この2つは河口から数百メートルのところにある。気仙川橋梁は河口から3km以上も上流にもかかわらず、橋桁が流失、落下した。
 この津谷川橋梁は河口から2km弱。橋桁すべてが流失し、橋脚もすべて上流側に傾き、鉄筋が剥き出しになるなど無惨な姿となった。


河口から2km近く遡った津波に襲われた津谷川橋梁。橋脚は上流側に傾いている 撮影/編集部 5月1日


傾いて鉄筋が剥き出しになった橋脚 撮影/編集部 5月1日


写真奥が、山田線第34閉伊川橋梁。橋桁は流されたが、橋脚は残った 撮影/岩城徹雄氏 3月30日


山田線大槌川橋梁。左手が大槌湾、海まで1kmもない 撮影/編集部 5月1日


大船渡線気仙川橋梁。広田湾に注ぐ河口から3km以上上流に架かる橋 撮影/編集部 5月3日


気仙沼線 <投稿日:2011年09月15日>
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