仙石線

(1)では野蒜付近でL字に脱線したあおば通行き列車にふれた。この列車と野蒜で交換した石巻行き快速は、約600m走って上り坂の途中で停車した。こちらの列車は乗客全員が列車の中に留まり、津波をやり過ごし、さらに一晩を過ごしている。列車も乗客も無事だった。外は雪が降り、車内の温度も下がり、過酷な一夜となった。本誌p29「ドキュメント乗客の証言」で渋谷節子さんが生々しくその時の様子を証言している。

仙石線 <投稿日:2011年10月10日>

 3月11日の地震発生後、JR東日本は午後10時20分に、仙石線野蒜~東名を走行中の普通列車1本と連絡がとれていないと発表した。その後、発表時間は不明だが、午後10時半現在として、野蒜駅付近を走っていた列車4両がL字形に脱線した状態で発見され、乗客の安否は不明と発表した。地震直後の混乱の様子が伝わって来る報道である。
 地震発生時、野蒜付近には2つ列車が走行中だった。あおば通に向かっていたのが石巻発普通1426S列車、石巻に向かっていたのがあおば通発快速3353S列車。どちらも野蒜14時46分発だった。

仙石線 <投稿日:2011年10月06日>

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