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【特集 すこし こわい はなし】
飴村 行/山上たつひこ/黒田たもつ/大塚已愛/澤村伊智/宇佐美まこと

小説新潮 2020年8月号

(毎月22日発売)

1,000円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2020/07/21

発売日 2020/07/21
JANコード 4910047010800
定価 1,000円(税込)
■目次
【特集 すこし こわい はなし】
〈小説〉
◆飴村 行/七月のれた夜
――軽井沢に集まった三人の自殺志願者。そこで語られたことは

◆山上たつひこ/キャロル叔母さん
――僕の大好きな叔母さん。久しぶりのお話会は思わぬことに

◆黒田たもつ/夜中の隣人
――売れない漫画家の鬱屈した日々に、突然現れたのは――

大塚已愛/水のほとり
――山中で消える男たち。跡を追い辿り着いた淵で見たものは

澤村伊智/苦々陀の仮面
――絶賛されたこの自主製作のホラー映画には、ある謂われが

◆宇佐美まこと/半身
――帯状疱疹後神経痛の後、私の左半身に残った違和感とは――

〈特別企画〉
◆清野とおる×松原タニシ/よくぞお出でくださいました―事故物件飲酒対談―
――怪異現場での飲酒を重ねてきた漫画家が事故物件に愛された芸人宅を表敬訪問! 描き下し感想漫画付
【連載第二回】
本城雅人/黙約の傷
――オペナースの理央は、秘密主義者鬼塚ロイドに興味をもち

◆いしいひさいち/剽窃新潮
――作家vs編集者。凄絶で愚かしい戦いを活写する文壇マンガ

【バラエティコラム】
〈いつか住みたい街〉伊藤まさこ
〈あのとき聞いた音楽〉玉城ティナ
〈マイルーティーン〉ゆげひろのぶ
【好評連載小説】
青山文平/泳ぐ者
浅田次郎/母の待つ里にて
梓澤 要/華の譜 徳川和子と後水尾天皇
江國香織/ひとりでカラカサさしてゆく
梶よう子/東都の藍 最終回
加藤シゲアキ/オルタネート
黒川博行/熔果
桜木紫乃/緋の河 第二部
佐藤賢一/パッション
重松 清/十一番目の色 シリーズ「まなつ」
長浦 京/プリンシパル
西加奈子/夜が明ける
西村京太郎/近鉄特急殺人事件
貫井徳郎/邯鄲の島遥かなり
葉真中顕/異郷のイービス
宮城谷昌光/公孫龍
◆薬丸 岳/刑事弁護人
山田詠美/血も涙もある
山本一力/ひむろ飛脚
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助
〈医療・介護〉東えりか
〈ホラー・ミステリ〉村上貴史
【連載エッセイ・マンガ・ノンフィクション】
石井光太/いのちの家 「こどもホスピス」をめぐる物語
岩井勇気/僕の人生には事件が起きない
◆掟ポルシェ/全部お前が悪い
川上和人/オニソロジスト嘘つかない
佐藤 優/村上春樹『騎士団長殺し』を読む
椎名 誠/漂流者は何を食べたか 最終回
◆清水克行/アナーキー・イン・ジャパン
筒井ともみ/もういちど、あなたと食べたい
中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
矢部太郎/ぼくのお父さん
第七回「新潮ミステリー大賞」候補作発表
第八回「新潮ミステリー大賞」募集要項
次号予告/表紙画家のつぶやき

この号の誌面

編集長から

日常のそばにあるすこし怖い話

 部屋が意思を持つ――そんなことがあるのかもと思える出来事がありました。本号掲載の対談のため、漫画家の清野とおるさんと、芸人の松原タニシさんのご自宅に伺った時の事です。松原さんは「事故物件住みます芸人」として活動され、お邪魔した古い雑居ビルの一室もその「事故物件」の一つ。外は土砂降りの雨、陽の射さない部屋ではなぜか携帯電話の電波も入りません。はじめはおっかなびっくりで隅に控えていたものの、清野さんと松原さんが生き生きと語る心霊体験を聞くうちに、蒸し暑さも謎めいた天井の染みも気にならなくなり、やがてまったりとした家飲みの時間が流れていくのでした。もしこの部屋に何かこの世ならぬものがいたとしても、別に怖がることではない――そんなふうに思えた貴重な瞬間でした。
 何気なく、そして慌ただしく過ごしている日常。そのすぐそばにある「すこしこわいはなし」を6編集めました。私たちの身近に起こる話かもしれません。

小説新潮編集長 西麻沙子

次号予告

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

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