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【日本ファンタジーノベル大賞2020 決定発表】岸本 惟
【特集】ファンタジー小説、その先へ

小説新潮 2020年12月号

(毎月22日発売)

1,000円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2020/11/21

発売日 2020/11/21
JANコード 4910047011203
定価 1,000円(税込)
■目次
【日本ファンタジーノベル大賞2020 決定発表】
応募総数504篇、きらめく才能の星々の中で選ばれたのは、穏やかで温かい愛の物語だった

◆優秀賞
岸本 惟/あけがたの夢(抄)
――街暮らしで負った傷。訪れた山のお屋敷で、私は龍と少年に出会う――

◆受賞の言葉

◆選評
恩田 陸 萩尾望都 森見登美彦

◆日本ファンタジーノベル大賞2021募集要項
【特集 ファンタジー小説、その先へ】
柿村将彦/パンさん
――大好きなパンを焼きたい。ただそれだけのはずなのに……

水沢秋生/つゆくさ
――ひっそりと、おずおずと始まった恋だった。永遠に続く……?

高丘哲次/ネクストステップ
――中年男は必死に踊る。彼女との思い出を辿りながら――

大塚已愛/友喰ひ
――溺死した親友の葬式に現れた馨しい色香を放つ女の正体は

◆梅田寿美子/フケウリの極彩
――ホームレス少女との深夜の取り引き。私が欲しいものは……

◆澤西祐典/妖精展覧会
――人間界に現れたノームの少女。愛くるしいその笑顔の先で

◆山上たつひこ/フラワー・ドラム・ソング
――暴力の呪いに囚われたセイジが出会ったのは一人の植木職人

【インタビュー】
伊坂幸太郎に訊いてみた
「すべてのフィクションはファンタジーなのかもしれない」
――ファンタジーって何? 様々な世界を描く作家の答えとは
【『オルタネート』刊行記念対談】
福田里香×加藤シゲアキ/どんなときも「食べる」―フード描写をめぐって―
――作家兼アイドルと菓子研究家。それぞれ異なる分野の第一線で活躍を続ける二人を繋ぐものとは――?
【新シリーズ第二回】
乃南アサ/家裁調査官・庵原かのん 第二話 野良犬
――補導委託先の熊本を訪れると、「少年」にわずかな変化が
【連載第二回】
窪 美澄/夏日狂想
――女優になる。心に決めた礼子は、東京への逃亡を決行する
【『ザ・ロイヤルファミリー山本周五郎賞受賞記念グラビア】
早見和真/特別な年の、特別な一夜
――本賞への特別な思いを語った早見さん。歓びの夜を報告
【バラエティコラム】
〈いつか住みたい街〉PUNPEE
〈もういちど会いたい〉杉本恭子
〈わたしの愛用品〉澁谷果歩
【連載エッセイ・マンガ・ノンフィクション】
◆いしいひさいち/剽窃新潮
岩井勇気/僕の人生には事件が起きない
◆掟ポルシェ/全部お前が悪い
佐藤 優/村上春樹『騎士団長殺し』を読む
◆清水克行/アナーキー・イン・ジャパン 最終回
筒井ともみ/もういちど、あなたと食べたい
中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
矢部太郎/ぼくのお父さん
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助
〈医療・介護〉東えりか
〈ホラー・ミステリ〉村上貴史
【好評連載小説】
青山文平/泳ぐ者 最終回
浅田次郎/母の待つ里にて
江國香織/ひとりでカラカサさしてゆく
木内 昇/雪草紙 雲の脚
今野 敏/探花 隠蔽捜査9
桜木紫乃/緋の河 第二部
佐藤賢一/パッション
重松 清/十一番目の色 シリーズ「まなつ」
千早 茜/しろがねの葉
西加奈子/夜が明ける
西村京太郎/近鉄特急殺人事件 最終回
貫井徳郎/邯鄲の島遥かなり
葉真中顕/異郷のイービス
原田ひ香/財布は踊る
本城雅人/黙約の傷
宮城谷昌光/公孫龍
◆薬丸 岳/刑事弁護人
山本一力/ひむろ飛脚
第八回「新潮ミステリー大賞」募集要項
次号予告/表紙画家のつぶやき

この号の誌面

編集長から

すべての小説はファンタジーに通ず

 今年もまた「ファンタジーって何だろう」と考える季節がやってきました。日本ファンタジーノベル大賞2020の選考では、選考委員三人の推し作品が見事に分かれ、最終的には森見登美彦さんがその繊細な世界に惚れ込んだという「あけがたの夢」(岸本惟さん)が優秀賞を受賞。細やかな描写から自然への愛着がじんわり伝わる暖かな物語ですが、選評では「ファンタジーノベルとして書く必要があるのか」という意見もありました。ではファンタジーノベルって何なのか、その答えに近づきたくて話を聞いたのは伊坂幸太郎さん。「なんで僕に?」というご本人の疑問を勝手に乗り越え、リアリティと超現実の絶妙な匙加減を探ります。「ファンタジー小説、その先へ」と題した創作では、過去三回の受賞者による意欲作とともに、創作歴五〇年以上の大ベテラン、山上たつひこさんの作品も。小説だからこそ構築できる、どこにもない、けれどどこかにあるかもしれない世界をご堪能ください。

小説新潮編集長 西麻沙子

次号予告

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

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