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新潮文庫メールマガジン アーカイブス



 夏といえば花火に盆踊り、海水浴など「これぞ、夏!」という風物詩がありますが、怖い話もその一つですよね。
 暑さで眠れない夜に怖い話を読んでいると、部屋の隅や半端に開いたクローゼットの奥が気になって仕方なくなりますが、それでも興味を持ってしまうのが怖いモノ好きの性分です。
 そこで今回は新潮文庫から刊行されている背筋が凍るゾッとする話を厳選してみました。夜も眠れなくなる戦慄のホラーから日常のちょっとしたことが不気味に思えてくる話まで、トイレに行くのを我慢したくなるような小説をご紹介します。人間不信に陥ること間違いなしの生々しい小説もラインナップに入っているので要注意です。


【R-30指定】記憶に残る、後味の悪いイヤミス小説
※イヤミス=嫌な気分になるミステリー



九月が永遠に続けば
沼田まほかる/著

愛憎
 
失踪

忌まわしい過去


儚い羊たちの祝宴
米澤穂信/著

屋敷
 
惨劇

残酷なまでの真実



少女
 
秘密

鳥肌ものの復讐

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2012年08月10日   文庫セレクト


 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。
 今朝、駅のホームでOLらしき二人組のこんな会話を耳にしました。

A「ああ、アタシ変なこと言ってるね。ごめんなさい。まだ寝ぼけてるみたい」
B「全然大丈夫。朝は寝ぼけてないとつらいよ」
A「そうよねえ」

 そのときは軽く聞き流したのですが、電車に乗ると何だかもやもやしてきました。「朝は寝ぼけてないとつらいよ」???

 今月発売の新潮文庫『考えない人』(宮沢章夫)は、そんな「考えない人」たちの言動を巡るエッセイ集です。理屈を素通りして溢れ出す「考えない人」の言動。宮沢さんは「考えない人」をただあげつらうのではなく、「考えない」の肯定的側面を探ろうとしています。たとえば入院していたとき、お見舞いにウクレレを持って来た人を宮沢さんは…

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2012年08月01日   お知らせ

 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 夏といえば「新潮文庫の100冊」。今年も始まっています。

 2012年は「一冊の本で夏休みの自分が変わるかも」がテーマ。「恋したくなる本」「興奮する本」「泣ける本」「面白すぎる本」「考える本」の5ジャンルから、あなたの夏を変えてしまう1冊を見つけてください。

 いや、1冊ではダメでした。必ずもらえるプレゼントは「2012新潮文庫の100冊」のオビがついた文庫を2冊買っていただく必要があります。プレゼントは全6種類の「Yonda?ブックカバー」。デザインが大貫卓也さん、イラストが100%ORANGEさんです。Yonda?くん好きならマストなアイテムでしょう。詳しい応募方法はこちらのページをお読みください。


 さて、今回のYonda?Mailは、「2012新潮文庫の100冊」に関するクイズとアンケートを実施いたします。抽選で5名様に特製「Yonda?図書カード」、5名様に「Yonda?エプロン」が当たります。
 クイズの答えは、大人気!「自分の本棚」が持てる「2012新潮文庫の100冊」サイトを訪れれば、わかるものばかり。楽しく学んで、どしどしご応募ください。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。

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2012年07月20日   アンケート



 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 このたび刊行された宮部みゆきさんの新潮文庫『英雄の書』は、アニメでもおなじみの『ブレイブ・ストーリー』に連なる壮大なダーク・ファンタジーです。『ブレイブ・ストーリー』では男の子が主人公でしたが、こちらは小学5年生の女の子・森崎友理子が主人公。

 ある日、兄の大樹が同級生を殺傷し、行方をくらましてしまう。あの人気者のお兄ちゃんが人を刺すなんて……信じられない現実に直面し、友理子は途方に暮れる。そんな矢先、彼女は兄の部屋で赤い本の囁き声を聞いたのです。
 死んだ大叔父の別荘から、兄によって持ち出されたその本は言う。あらゆる物語の源泉である〈無名の地〉に封印されていた〈英雄〉を、兄・大樹が召還してしまった。そして、もっとも美しく尊い物語である〈英雄〉と表裏一体をなす、〈黄衣の王〉に大樹は取り憑かれ、そのせいで事件を起こしたと。

 こう書いてしまうと、何やら難しい用語が多くて読みにくい本のような気がするかもしれませんが、決してそんなことはありません。絶妙のストーリーテリングに導かれ物語の世界へ入り込むと、いつの間にかページを繰る手が止まらなくなっているのです。

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2012年07月10日   今月の1冊


 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 新潮社ホームページに「映画・テレビ・舞台化作品」をご紹介するページがあるのをご存知ですか? 今は「グスコーブドリの伝記」、「ぱいかじ南海作戦」、「トガニ―幼き瞳の告発―」など、近々公開される映画と、その原作本をご紹介しています。

 もちろん近々だけでなく、もっと先の映像化情報も載っています。たとえば来年公開予定の亀梨和也さん主演「俺俺」、降旗康男監督の「少年H」等々。

 新潮社の映像化作品のすべてをチェックできる「映画・テレビ・舞台化作品」ページ。映画が好き、本も好きという方なら、ブックマークに入れておいて損はありません!

(K・Y)

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2012年07月02日   お知らせ