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新潮文庫メールマガジン アーカイブス

 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 第3回Yonda?アンケートで、「普段、読書をする場所はどこですか」という質問をしました。たぶん「どこで本を読む」なんて、普段は意識しないことだと思います。あらためて皆さんにお尋ねしたところ、こんな結果が出ました。



 やはり「自室」、「居間」など、自宅で本を読む人が多いようです。一番長く居るし、リラックスできる場所だし。当たり前と言えば当たり前の結果かもしれません。

 ちょっと意外だったのが、3番目に「喫茶店・飲食店」が入っていること。周りで人の声がしたら集中できないのでは? あ、そうか。耳にイヤホン挿して読書すればいいのか。

 で、一番気になったのが「風呂」と「トイレ」で本を読む方々。どちらも10%以上いらっしゃいます。果たして風呂で読む人はトイレでも読むのでしょうか。それともトイレで読む人は風呂では読まないのでしょうか。気になる結果はこちらです。

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2012年04月20日   アンケート



 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 Google検索ボックスに“なつめろ”と入力したら、検索候補に“懐メロ 90年代”と出てびっくりしました。90年代ってついこないだのように思っていたのに。世間的にはもう懐メロなのですね。まさに十年一昔。

 しかし10年、20年と時が過ぎても価値を減ずることなく、それどころか新たな世代をも魅了する懐メロもあると思うのです。たとえば昨年、海外から人気に火がついた、由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」のように。

 80年代から90年代初頭のいわゆるバブルの時代、華やかな世相を背景に数多くのヒット曲が生まれました。それらの中でもひときわ輝きを放つ名曲を生み出し、時代を駆け抜けた一人のミュージシャンがいます。

 その名は尾崎豊。30、40代の方にはいまさら説明する必要もないスーパースターでしょう。「I LOVE YOU」「OH MY LITTLE GIRL」「卒業」などの名曲は、今なお多くの日本人の心を捉えて離さない、まさに永遠のスタンダードです。

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2012年04月10日   今月の1冊

 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 気がついたらもう四月。新しい年度、新しい学年、新しい場所でスタートを切る方も多いことでしょう。新潮文庫も新しい年度を迎えるにあたり、3カ月連続で「1Q84」シリーズを刊行いたします。1Q84の世界を未体験の方はもちろん、ハードカバーとは違う装幀に心惹かれたあなたもぜひ、文庫版『1Q84 BOOK1〈4月-6月〉』(前編・後編)を手にお取りください。

 新しいと言えば、篠原美季さんの『よろず一夜のミステリー―水の記憶―』は新潮文庫の新しい試み。書店の平台でも「えっ、これが新潮文庫」という声が上がりそうな装幀です。ぜひぜひこちらも、お手にとってご確認ください。

 それでは新年度も、新潮文庫およびYonda?Mailをよろしくお願い申し上げます。

(K・Y)

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2012年04月01日   お知らせ



 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 いきなりですが、問題です。色分けされたこの日本地図。何を示しているか、皆さんお分かりになりますか?

「この時期に多い、少ないって、花粉の量かしら?」
「四国が多いから、うどんの消費量では」

 ブーッ。残念ながら、どちらも×です。実はここで多い少ないと比べられているのは、「Yonda?ファン」です。
「うそうそ私がいるのに、なぜウチの県にYonda?ファンが少ないの!」と叫んだ貴方に、ご説明いたします。

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2012年03月21日   アンケート


 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 突然ですが、皆さんは政治家に興味がありますか?

 たぶん大多数の人が自分とは無縁、まるで違う世界の住人のように思っているのではないでしょうか。そもそも選挙期間以外にご尊顔を拝見する機会もなく、普段は何をしているのかさっぱり? ましてやその秘書やスタッフにおいてをや、という感じではないですか。

 今月ご紹介する『アコギなのかリッパなのか―佐倉聖の事件簿―』の主人公佐倉聖くんは、その政治の世界に身を置く大学生です。彼が中学生の弟を養うため仕えているのは、引退してもなお政界に大きな影響力を持つ大堂剛。未だに多くの政治家の後見人を務める大堂の下には、ありとあらゆる難問珍問が持ち込まれます。
 そのトラブルシューターとしていろんな選挙区へ派遣されるのが、弱冠21歳の主人公佐倉聖くん。だから彼の視界には、政治家やその秘書、事務所のスタッフ、ボランティアなど、私たちがよく知らない政治の世界の住人たちが映っているのです。

 海千山千の政界の住人を手玉に取り、次々と難題を解決する佐倉聖くんの活躍は本編のお楽しみ。ということで、『アコギなのかリッパなのか』に描かれた政治の世界について、著者の畠中恵さんにお伺いしてみました。

――『アコギなのかリッパなのか』をお書きになる前から、そもそも政治家や政治の世界に興味をお持ちだったのでしょうか。

畠中:政治に興味津々ということは、ありませんでした。
このお話のきっかけになったのは、近所で行われていた、地方選挙かな、と思います。
選挙期間中は、近くの商店街に選挙事務所が出来、旗を持った人達が、練り歩いてました。沢山の選挙カーも、窓の下を通って行きます。
ですが、選挙が終わると次の選挙まで、「はて、国政ではなし、何をしているのかな?」 私にはよく分かりませんでした。その疑問が、発端でしょうか。

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2012年03月12日   今月の1冊