1999年の秋に初刊行、手帳や日記として使用できる「白い文庫本」の先駆けとなった『マイブック』。本作、一年間の日付と曜日が入っているだけで中はほとんど真っ白。日々の記録、旅の思い出、ペットの写真、レシピ集、ふとした日常の気づき......。空白の使い方はあなたの自由。どんなものでもOKです。
一年かけてゆっくりと書き込み完成させれば、愛着も喜びもひとしおの特別な一冊になります。未完なら未完で、それもまたよし(「未完の大作」という言葉もありますし......)。毎年完成させ、著作がどんどん増えていくと、本棚での存在感も増してゆきます。来年からあなたも『マイブック』の「著者」になってみませんか?
25周年目を迎えた2025年版は、Z世代を中心とした「日記界隈」の熱い支持も追い風となり、21年ぶりの12万部突破を果たしました! 今年もまだ10月にもかかわらず、書店店頭で多くのお客様に手に取っていただき重版も決定。年末になると在庫は少なくなります! 気になっている方はぜひお早めにお買い求めください!
チケットの半券、入場パス、記念スタンプ......ワクワクする体験の記念をスーツケースやスマホケースに貼って「カスタム」するのは、とても楽しいですよね。面白い小説と出会えた喜び、充実した読書体験の余韻も、旅の記念と同じように楽しくカスタムして残せたら......と考えました。
今年も9月から全国の書店さんで、新潮文庫nexフェアが開催中です。11周年を迎えた本年は「ステッカーをあつめて貼ろう!」が合い言葉の「カスタム!新潮文庫nexフェア」。対象の新潮文庫nexをお買い上げいただいた皆様に「ブックカバーになるショッパー」をプレゼント!(なくなり次第終了となります)
さらに、12タイトルに、オビの代わりに、はがして何度でも貼れる「カスタムステッカー」を付けました。読み終わったらステッカーを文庫からはがして、自分だけのカスタムが楽しめます。「ブックカバーになるショッパー」に貼って、旅のトランクケースのようなカスタムも楽しめます。
新潮文庫nexをたくさん読んで、ステッカーをあつめて、あなただけの読書の記念に、オリジナルなカスタムブックカバーを作って楽しんでください。
『死刑にいたる病』『鵜頭川村事件』『殺人依存症』といった、社会病理、犯罪心理を巧みに描き、手に汗握るサスペンスを数多く発表しつづける櫛木理宇氏。書き下ろしの最新刊文庫は、人口の流動性の低い田舎町で起きた昭和末期の誘拐事件から始まります。
美しく利発な少女・サチはある日男に誘拐され、そこから11年間監禁されてしまう。ようやく生還出来た彼女を待ち受けていたのは、旧弊な価値観のまま変化のない住人達による嫌がらせや、無理解だった。疲弊しきる彼女の元に「この骨がホンモノ」だと白骨死体が送りつけられる──。
この死体は誰のものなのか。犯人は。悪意の連鎖の根幹には何があるのか......。一度読み始めたら、結末を知るまでは本のページを閉じられない、衝撃の読書体験が待ち受ける。画家・諏訪敦氏の美しく印象的なカバー裝画にも注目です。
人生にはうまくいかない時期があります。例えば恋人とうまくいかなかったり、仕事で大失敗をしてしまったり。そんな時に、ぜひ手に取ってください。
『居るのはつらいよ』で大佛次郎論壇賞を受賞した臨床心理士の東畑開人さんが、大学を辞めて、独立した際に初めて書いたのが本書です。東畑さん自身が「うまくやっていけるのだろうか」とおびえ苦しんだ日々から生まれたこのエッセイは、私たちの心に柔らかく寄り添います。いつまでも終わりの来ない負け戦に挑んでいるような気分になる時もあるでしょう。でも、私たちは決して「独り」ではないのです。必ず、同じような悩みを皆抱えているから。
東畑さんが実際のカウンセリングで接した患者さんの具体事例をあげながら、どうしたら現状を乗り越えられるのかを優しくアドバイス。読めば心が穏やかになり、明日に立ち向かう勇気が沸いてくる一冊です。
『BUTTER』がイギリスで3つの賞に輝き、世界的大ヒットを記録している柚木麻子さん。柚木さんが母校・恵泉女学園の創設者・河井道を描いた『らんたん』が発売されました。構想5年、長い間あたため続けてきたテーマが結実した長編小説です。
現在は世田谷区に位置する恵泉女学園は、1929年に教育家・河井道によって牛込神楽町に創設されました。中高時代を恵泉女学園で過ごした柚木麻子さんは、母校の関係者に取材し、残された資料を丹念に読み込み、河井道や渡辺ゆりが女子教育の黎明期を築く歩みを長編小説として描きました。
道やゆりだけではなく、本作には女子の教育の歴史を彩るさまざまなスターが登場します。女子英学塾(のちの津田塾大学)を創設した津田梅子と、彼女とともにアメリカに留学した大山捨松。東洋英和女学校を卒業し『赤毛のアン』の翻訳者として知られる村岡花子と、「白蓮」として世を騒然とさせた柳原アキ子。それぞれがあたたかな友情で結ばれながらも、進む道が分かれてしまうことも――。時に微笑ましく、時に切ないシスターフッドに胸うたれること間違いなしです。
巻末の解説は『アンのゆりかご―村岡花子の生涯―』などの著作で知られる村岡恵理さん。本作に登場する村岡花子さんのお孫さんでもある恵理さんによる素晴らしい解説は必読です。
道やゆりをはじめとした多くの女性たちの奮闘があったからこそ、女性が教育を受けられる「いま」がある。教育という希望の灯をともし、それを絶やさぬように努め続けた女性たちの物語をぜひお読みください。



































