
夢の守り人
693円(税込)
発売日:2007/12/21
- 文庫
守り人シリーズ第3作。バルサとタンダの強い絆。そして呪術師トロガイの過去。『精霊の守り人』(シリーズ第1作)、ダ・ヴィンチ文庫ランキング1位決定! 本の雑誌が選ぶ2007年文庫ベスト1決定!
人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。心の絆は“花”の魔力に打ち克てるのか? 開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は? そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは? いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。
目次
序章 〈花〉の種が芽吹くとき
第一章 〈花〉の夢
1 〈木霊の想い人〉
2 眠りつづける人びと
3 〈花番〉
4 出口のない部屋
2 眠りつづける人びと
3 〈花番〉
4 出口のない部屋
第二章 〈花守り〉
1 呪術と星読み
2 〈花〉の罠
3 バルサと〈花守り〉の死闘
4 〈花〉の息子
2 〈花〉の罠
3 バルサと〈花守り〉の死闘
4 〈花〉の息子
第三章 〈花〉への道
1 記録係のオト
2 チャグムとタンダ
3 密会
4 チャグムの策略
2 チャグムとタンダ
3 密会
4 チャグムの策略
第四章 〈花の夜〉
1 〈狩人〉ジンの約束
2 山の湖
3 月の門
4 滅びの風と、歌声と
5 目ざめ
2 山の湖
3 月の門
4 滅びの風と、歌声と
5 目ざめ
終章 夏の日
あとがき「昼と夜の狭間で」
解説 養老孟司
解説 養老孟司
書誌情報
読み仮名 | ユメノモリビト |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 352ページ |
ISBN | 978-4-10-130274-4 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | う-18-4 |
ジャンル | SF・ホラー・ファンタジー |
定価 | 693円 |
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著者プロフィール
上橋菜穂子
ウエハシ・ナホコ
1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学名誉教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書に、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞)、『天と地の守り人』、『虚空の旅人』、『蒼路の旅人』、『流れ行く者』、『炎路を行く者』、『風と行く者』、『「守り人」のすべて』、『獣の奏者』、『物語ること、生きること』、『隣のアボリジニ』、『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)、『鹿の王 水底の橋』、『香君』などがある。2002(平成14)年「守り人」シリーズで巖谷小波文芸賞受賞。2014年国際アンデルセン賞作家賞受賞。2023(令和5)年「守り人」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。2024年菊池寛賞を受賞。
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