しゃばけ20周年のフィナーレは、文庫オリジナル2冊『またあおう』『しゃばけごはん』の刊行です!
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累計940万部突破の大ヒットシリーズ「しゃばけ」。今年は記念すべき20周年の年にあたります。
メモリアルイヤーのフィナーレとして、『えどさがし』以来7年ぶり、待望の外伝、『またあおう』が文庫オリジナルで刊行されました。
収録される豪華5話は......
書き下ろし作品「長崎屋あれこれ」は、若だんなが長崎屋の妖たちを紹介しようとして騒動が起きる楽しいお話。しゃばけビギナーにうってつけの作品です。
「はじめての使い」は、長崎屋へのお使いを頼まれた若い猫又、とら次とくま蔵の物語。猫又たちの頑張りと旅情が楽しめます。
「またあおう」は、屏風のぞきや金次たちが『桃太郎』の世界に飛び込んでしまうお話。鬼のかわりに退治されそうになり大ピンチ!?
「一つ足りない」は、とっても格好いい九州の河童の王、九千坊が主人公。東の河童の大親分、禰々子姉さんも大活躍しますよ!
「かたみわけ」は、なんと若だんなが長崎屋を継いでからのお話。妖退治の高僧、寛朝さんがこの世を去り(!?)、その遺品をめぐって波乱が起きます。
しゃばけ初心者からマニアまでが大満足の外伝です。
そして20周年の今年は、特別にもう1冊の新刊が登場します。それが『しゃばけごはん』です!
兄やたちが給仕してくれる日々のごはん、妖たちとの宴会、そしてお花見や料理屋での特別なご馳走......しゃばけにはおいしそうな場面がたくさん。そんな料理場面のなかから33品を選び、簡単でおいしく再現できるレシピをご紹介しています。
料理を担当してくれたのは『100文字レシピ』などで知られる料理家の川津幸子さんなので、その味は間違いなし!
若だんなの大好きな卵焼きに、葱鮪鍋、やなり稲荷にお花見弁当、栄吉の辛あられなどなど、しゃばけの味をおうちで楽しめる料理本です。
この2冊があれば、今年の年末年始は、しゃばけ色になること間違いなし!
2021年12月15日 今月の1冊