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【創作特集】佐藤友哉「デンデラ」(620枚一挙掲載)

新潮 2009年1月号

(毎月7日発行)

特別定価1,028円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2008/12/06

発売日 2008/12/06
JANコード 4910049010198
価格 特別定価1,028円(税込)

創作特集

◆デンデラ(620枚一挙掲載)/佐藤友哉
 生きるために戦うのか?
 生きるために守るのか?
 生きるために迷うのか?
 この世界の象徴としての
 山奥の地――デンデラ。

◆aer/川上弘美

◆その部屋/河野多惠子

◆山姥/瀬戸内寂聴

◆虫王/辻原 登

◆瓦礫の陰に/古井由吉

◆二倍/町田 康

◆学問(長篇第三回)/山田詠美

◆◆特別原稿◆◆
・Nirvana Mini 極小彼岸/島田雅彦
・神岡宇宙素粒子研究施設見学/小川洋子
・顔文字考/平野啓一郎
・安部公房と別役実の板ばさみになって/岡田利規

◆第41回《新潮新人賞》応募規定

◆◆新発見◆◆島尾敏雄未発表遺稿集
解説/鈴木直子 特別寄稿/桐野夏生

●新連載エッセイ●
・随想/蓮實重彦
・残夢整理/多田富雄

■ 特別対談 ■ 日本語の危機とウェブ進化/水村美苗+梅田望夫
 議論沸騰『日本語が亡びるとき』をめぐって。

■追悼・青山光二  珈琲仲間/大河内昭爾

■生き延びるためのアメリカ文学(十一)/都甲幸治
 切なさのゆくえ――ミランダ・ジュライ『いちばんここの人っぽいのはあなた』

■四方田犬彦の月に吠える(十三)[文化月評]/四方田犬彦

■見えない音、聴こえない絵(59)/大竹伸朗

■連載
・幸福の森(十三)/加賀乙彦
・母性のディストピア――ポスト戦後の想像力(三)/宇野常寛

■本
・松浦理英子他『ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ』/池内 紀
・M・ンディアイ『心ふさがれて』/大辻 都
・堀江敏幸『未見坂』/谷崎由依
・G・ドゥルーズ『シネマ1』『シネマ2』/丹生谷貴志
・鴻巣友季子『カーヴの隅の本棚』/野崎 歓
・津野海太郎『おかしな時代 『ワンダーランド』と黒テントへの日々』/宮沢章夫

編集長から

ゼロ年代の終わりの始まり
◎金融危機の嵐が世界に吹き荒れ、〈資本主義の終焉〉さえ囁かれ、日本の出版界も不況に苦しみ(なのに『蟹工船』は飛ぶように売れ)、一日24時間の時間資源は加速度的にインターネットや携帯電話に費やされている今――ゼロ年代最後の年が始まろうとしている。文学者が時代のカナリアなのだとしたら、彼らはいったいどんな歌を奏でるのか。作品を通じていかに時代精神を表すのか◎二〇〇九年新年号では、佐藤友哉氏の長篇「デンデラ」(六三〇枚)をはじめ、現代日本を代表する文学者の最新作を多数発表する。他にも、蓮實重彦氏、多田富雄氏の新連載エッセイ、新発見・島尾敏雄未発表遺稿集(桐野夏生氏の紀行随筆を併録)などを掲載◎『日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』が話題の水村美苗氏とウェブ社会の第一人者、梅田望夫氏に存分に語り合っていただいた。次から次へと提示される挑発的な論点は文芸誌なりの問題提起だ。

新潮編集長 矢野 優

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

新潮とは?

文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。

■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。

■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。

■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞