【総力特集】 昭和&平成 13の「旅」怪事件簿
新潮45 2007年8月号
(毎月18日発売)
発売日 | 2007/07/18 |
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JANコード | 4910049370872 |
定価 | 796円(税込) |
◆「デンマーク・ピル治験ツアー」参加女性バラバラ事件
◆「タイ白タク運転手」の新婚夫殺害
◆「比叡山の浮浪者」に襲われた早稲田空手二段女学生
◆「台湾ひとり旅」で埋められたお茶の水女子大生
◆「ローマ研修旅行」女子大生6人集団レイプのそれから
◆「フィリピンで大麻所持」死刑判決を受けた日本人
◆「群馬サファリパーク」でトラに噛み殺された老夫婦
◆「エジプト・ルクソール」世界的観光地でテロ巻き添えの惨劇
◆「札幌・修学旅行」女子高生が同級生を焼き殺した理由
◆「グアテマラ秘境ツアー」で住民に撲殺された日本人観光客
◆「オーストリア・ケーブルカー」155名死亡の火災はなぜ起きたか
◆「秋田泥湯温泉」天然ガスに消された4人家族の幸福
12年前の「京都主婦首なし死体元被疑者」の新たな殺しと「壮絶現場ナマ録」の謎/森功
張作霖暗殺の舞台裏/落合莞爾
・原節子と九州独立計画/松井樹
・ロリエロ系「U-15」元アイドルの告白/信友直子
・【特別対談】セックスと神/佐藤優×中村うさぎ
◆【コラム】10の眼 ten eyes
社会/鈴森髑髏 経済/竹内靖雄
政治/上杉隆 女/中村うさぎ
テレビ/岩切徹
◆シネマ格付け隊、ムーヴィーズが行く!
◆商品格付け隊が買う!
◆夜明けの新聞の匂い 李登輝氏の靖国参拝/曾野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆家族の昭和 第二十回 「コペル君」たちの東京(一)/関川夏央
◆哲学者というならず者がいる 特攻隊/中島義道
◆スピリチュアル世相診断 最終回/江原啓之
◆オバはんでもわかる「百年の孤独」/福田和也
◆ドスケベ三都ものがたり 内縁夫、日本に居座る/岩井志麻子
◆虹の部族 第五回 歌姫と孤児たちの戦後史/高山文彦
◆ブスの壁/高須克弥
◆日本人の教養 第四十五回 むらを変える「地元学」の力/柳田邦男
◆The Auction 沈黙の逸品
スティーブ・マックイーンのフェラーリ/監修:内田みさほ
◆私の時の時 瀬戸朝香/写真:坪田充晃
◆被写体に恋して 「柴田のりよしの北京の胡同」
◆事件の舞台となった「旅」のアルバム
◆詩を奏でる絵/宮島永太良
◆【連載再開!】さいばらりえこの鳥頭日記…西原理恵子
◆斜め45度人間関係星占い/カルマ・カイヤム
◇下重暁子の自転車紳士録(16) 島野喜三
[扉のことば]
◇谷沢永一・選
編集長から
そのほかにも、事件スクープ「12年前の『京都主婦首なし死体元被疑者』の新たな殺しと『壮絶現場ナマ録』の謎」や「誰も指摘しない『年金危機管理』の落とし穴」、そして二大戦中・戦後秘話から小特集「セックス放浪記」まで、暑さもふっとぶ、刺激率100%のラインナップ。

バックナンバー
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雑誌から生まれた本
新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
それは「人の生き死に」について考えるということです。
扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。
ちょっと危険で、深くて、スリリング。
死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。