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【特集】こんな野党は邪魔なだけ

新潮45 2018年7月号

(毎月18日発売)

897円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2018/06/18

発売日 2018/06/18
JANコード 4910049370780
定価 897円(税込)

【特集】こんな野党は邪魔なだけ
卑怯はどっちだ「枝野幸男」/阿比留瑠比
◆信念も品格も失った絶叫演説家「福山哲郎」/八幡和郎
女難「細野豪志」の終わりなき迷走/新田哲史
◆割勘では人がついてこないよ「岡田克也」/伊藤達美
自衛官イジメ「小西洋之」の戦闘力/山村明義
◆日本人にはダメな「蓮舫」のしゃべり方/小田嶋隆
「辻元清美」はピースボートに戻ったら/角田朋子
◆どの面下げて国民民主党に入るか「前原誠司」/大江舜
[番外編]ますます混迷を深める「小池百合子」都政/音喜多駿

「松戸ベトナム女児殺害事件」父の慟哭
リンちゃん てんこくいけよ/水谷竹秀
国立市「多様な性」条例に異議あり/星野豊
ご退位表明で申し込み殺到!
「皇居勤労奉仕」に行ってきた/小桜真理
米朝交渉 トランプは譲歩するか/川上高司
92歳、マハティールのマレーシア再生/加藤暁子
【短期集中連載|新資料発掘 原爆投下秘話】
カナダなしに原爆はできなかった/有馬哲夫
《特別企画》熟年婚、成功と失敗
◆体力と好奇心と「恋する日常」/猪瀬直樹
◆5カ月と4日で終った結婚生活/菊田あや子
◆[夫婦対談]ふたりのルールを作るな!/仲本工事×純歌
【特集】「大谷翔平」進化論
◆時代の最先端として出現した「肉体」/玉木正之
◆「筋肉」をつけよ/ロバート・ホワイティング
◆二刀流成功への「三つの課題」/池井優
◆相手選手からも愛される「ふるまい」/村上雅則
◆「清潔」「純潔」「丹頂鶴」/冨士眞奈美
◆一流選手ほど「姉さん女房」を選ぶ/中村計
マスコミとテロ/先崎彰容
【『一発屋芸人列伝』刊行記念対談】
今の自分を生きればいい/高田明×山田ルイ53世
〈対談〉作曲の極意を知りたい/養老孟司×久石譲
【短期集中 大型連載開始!】
マトリ/瀬戸晴海
伝説の「麻薬Gメン」が明かす薬物捜査のすべて
【短期集中連載】
◆トヨタ・現場の「オヤジ」たち/野地秩嘉
〈2〉鬼の生産調査室
◆「新冷戦」の時代/片山杜秀
〈2〉日本の生存戦略

【好評連載】
◆廃炉という仕事/稲泉連
〈4〉四号機「使用済燃料」取り出しプロジェクト
◆だからあれほど言ったのに/適菜収
〈24〉世界一ホラ吹きにフレンドリーな国
◆ニッポン全史/古市憲寿
〈7〉歴史としての「1990年代以降」
◆総理と女たち/福田和也
〈6〉原敬と「三流どころの芸者」
◆トリロー 三木鶏郎と昭和「冗談」史/泉麻人
〈14〉波乱の1954年
◆昭和史の人間学/保阪正康
〈27〉性慾をつくるのには骨が折れた
◆水戸学の世界地図/片山杜秀
〈36〉雄藩協調と公武合体
◆反・幸福論/佐伯啓思
〈86〉「安楽死」再論

【歴史巨編!】プリニウス 第50回/ヤマザキマリ+とり・みき
◆[表紙イラスト]信濃八太郎
◆[扉]今月の一枚
 ザギトワとMASARU
(写真 EPA=時事)
◆TOKYO2018
 御茶ノ水(写真 広瀬達郎)
◆写真家は写真でかく語る/トモ・コスガ
〈7〉高倉大輔 閉幕のない独演写真劇場
◆[巻頭随筆]風が時間を/徳岡孝夫
◆人間関係愚痴話/曽野綾子
◆謎解きナンバリング/佐藤健太郎
〈19〉ナンバー銀行は百五十三まであった
■Review■
・BOOK
・CINEMA
・EXHIBITION
・TV Peeper|村上和彦
掌のうた
・短歌|選・解説 三枝昂之
・俳句|選・解説 小澤實

最新号PICK UP

【特集】こんな野党は邪魔なだけ

一年半ぶりの党首討論は、ひどいものだった。立憲民主党の枝野代表は、相も変わらずモリカケ、モリカケである。どこまでいっても「安倍憎し」、もはや野党に冷静な政策論議など望むべくもない。野党には総入れ替えが必要なのではないか。

《特別企画》
熟年婚、成功と失敗

先ごろ、王貞治氏の再婚が報じられた。長らく内縁関係にあった女性との入籍だが、御年78歳は驚きである。確かにこのところ高齢者の結婚の知らせがよく届く。どうもほんとうに「人生100年時代」がやってきたらしい。新しい伴侶と人生の後半をどう過ごすか。充実の日々を得るための法則を探る。

【特集】「大谷翔平」進化論

大リーグでも、「二刀流」でここまでやれるとは、誰も予想していなかっただろう。どうやら大谷翔平はいまも進化の途上にある。米国でその可能性はどんどん広がっているのである。では、いったい大谷翔平の何がすごいのか。その肉体と人間を解剖する。

〈対談〉作曲の極意を知りたい
養老孟司×久石譲

作曲家、久石譲からあふれる旋律の数々は、どこから生まれてくるのだろう。最近は指揮者としても活躍中だが、その源泉はどこにある? 長年親しい養老孟司が、久石譲に、音の世界について聞く。

この号の誌面

編集長から

こんな野党は邪魔なだけ

 現実主義で利害調整が本質であるような自民党に対して、野党は「理念」で対抗するしかないところがある。空理空論だろうが「理念を売り物にしなければ支持は集まるまい。しかし、世間は昨秋の小池劇場のことをまだ忘れてはいないのである。希望の党に入るの入らないので、自身の主張や政策をかなぐり捨てたり、思いとどまったり、さまざまな醜態を晒した。この五月に国民民主党ができたことで、当時を苦々しく思い出した人も多いだろう。また、筋を通したかに見える立憲民主党も、枝野代表は昨年末に自身の憲法私案を撤回している。その私案は安倍政権の考える九条改正案とほとんど変わらぬ内容だった。
 国会で野党は安倍首相を信用できないと指弾し続けているが、主義主張を簡単に捨て去る政治家もまた信用できるはずがない。
 国会の会期末に出る本号の特集は野党の研究。その主要メンバー八人と小池東京都知事について、どれほど信頼に足る人物なのか、識者に原稿を頼んだ。

新潮45編集長 若杉良作(「波」2018年7月号より)

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞