【総力特集】 昭和&平成 スポーツ界13の「黒い報告書」
新潮45 2007年9月号
(毎月18日発売)
発売日 | 2007/08/18 |
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JANコード | 4910049370971 |
定価 | 796円(税込) |
◆元プロボクサーの背負った地獄「袴田事件」の闇
◆長嶋茂雄「解任情報」流出事件
◆「ちゃんこのことで……」横綱・双羽黒の引退騒動
◆「バース問題」渦中で自殺した阪神球団代表
◆少女わいせつで逮捕された「パンダ男」ピッチャー中山のそれから
◆八百長告発本発売直前に「同日同病院同病名」で急死した大鳴戸親方とタニマチ
◆女子テニス界のスター伊達公子と中井貴一の「破局」
◆ジャンボ鶴田「フィリピン肝臓移植」で死す
◆社長室で首を掻き切った「元柔道金メダリスト」猪熊功
◆PRIDE森下代表の怪死で囁かれ続ける「噂」
◆「3万円ほしさに」元ロッテ・小川投手の殺人事件
◆荒川静香を苦しめたスケート連盟「女帝」の罪と罰
[参院選自民大敗の発火点]松岡自殺、久間辞任……安倍政権の次なる標的/一橋文哉
こころのDVモラル・ハラスメントの実態/橘由歩
「ソチ」はセックスパラダイス/佐藤優
・裏社会に利用された「ある知的障害風俗嬢」の青春/山本譲司
・天才チェリスト・ロストロポーヴィチのゼニゲバ人生/八田利一
・クラシック音楽を聴かなくなったドイツ人/川口マーン惠美
◆【コラム】10の眼 ten eyes
社会/鈴森髑髏 経済/竹内靖雄
政治/上杉隆 女/中村うさぎ
テレビ/岩切徹
◆シネマ格付け隊、ムーヴィーズが行く!
◆商品格付け隊が買う!
◆夜明けの新聞の匂い 僻地とはいかなる場所か(1)/曾野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆家族の昭和 第二十一回 「コペル君」たちの東京(二)/関川夏央
◆哲学者というならず者がいる 人間嫌い/中島義道
◆虹の部族 第六回 歌姫と孤児たちの戦後史/高山文彦
◆オバはんでもわかる「ダブリン市民」/福田和也
◆ドスケベ三都ものがたり 日本での同棲開始/岩井志麻子
◆矢来町心中 夕方5時の照明問題/マツコ・デラックス
◆ブスの壁/高須克弥
◆日本人の教養 第四十六回 若者を成長させる「気づき」の瞬間/柳田邦男
◆さいばらりえこの鳥頭日記/西原理恵子
◆The Auction 沈黙の逸品
歌川国芳の「猫飼好五十三疋」/監修:内田みさほ
◆私の時の時 城田優/写真:佐藤慎吾
◆被写体に恋して 前川貴行の熊
◆シンガポール・タイ・マレーシア、豪華クルーズの旅
◆詩を奏でる絵/宮島永太良
◆斜め45度人間関係星占い/カルマ・カイヤム
◇下重暁子の自転車紳士録(17) 池内紀
[扉のことば]
◇谷沢永一・選
編集長から
また、おまちかね一橋文哉の政界衝撃スクープ「松岡自殺、久間辞任…安倍政権の次なる標的」はどこも報じない深層を抉るスリリングな内容。さらに特別企画「のだめもびっくり!クラシック界最新裏情報」では知的興奮をたっぷりどうぞ。「平塚五遺体事件『千鶴子という病』」など事件ドキュメントも充実。
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮45とは?
「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
それは「人の生き死に」について考えるということです。
扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。
ちょっと危険で、深くて、スリリング。
死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。