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【総力特集】昭和&平成 13の「未解決」怪事件簿

新潮45 2008年2月号

(毎月18日発売)

796円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2008/01/18

発売日 2008/01/18
JANコード 4910049370285
定価 796円(税込)

【総力特集】昭和&平成 13の「未解決」怪事件簿
未解決という迷路――。犯人はこの瞬間も、小市民の仮面を被り、血塗られたその手を隠し、ほくそ笑んでいるのだろうか……。

◆ディスコ帰りの少女を惨殺した「赤いスポーツカー」の男
◆「白い壁」連続強姦魔の行方
◆金沢「資産家金融業」夫婦惨殺ミステリィ
◆佐賀「北方事件」女性7人連続殺人の白と黒
◆三重「ゆきちゃん失踪」と不可解な手紙
◆住友銀行名古屋支店長殺しと「不良債権」の深すぎる闇
◆八王子・スーパー女性店員3人射殺「最後の切り札」
◆目黒「女ヤミ金業者」と一緒に殺された愛人タクシー運転手
◆殺されてマンホールに詰められた保母と「消えた日記」
◆津山・精神科医夫人失踪の鍵を握ったまま自殺した「ATMの女」
◆競馬界を震撼させた「武豊親戚」撲殺事件
◆京都精華大学「マンガ学部学生」通り魔殺人の怪
◆北海道「出会い系サイト」美人母殺害と子供置き去り事件

◆◆独走スクープ◆◆
ライブドアから大物政治家まで…「沖縄防衛利権」の闇/一橋文哉

■ヒラリー危うし!「アメリカ大統領選」激突裏話/浜田和幸

■【達人対談】バット作りの達人/久保田五十一×ビートたけし

■山口百恵、南沙織……スターに愛された「ガサコ」の編集者人生/長田美穂

■人生に必要なことはどこで学べるか? ブックガイド/北光太郎

■ジャニヲタ視点からの「駄作映画評」/松本美香

■ビジネスマン必読! 中国で失敗しないための10のヒント/郭雅坤

□■ 独占手記 ■□
香川3人惨殺事件「パパは自殺寸前だった!」/山下佐智子

◆◆特別企画◆◆ 女たちの性愛革命
・イケメンに「セックステク」を教わってみました!/中村うさぎ
・ダーリンは18歳年下のトルコ人/及川眠子
・白黒ショーという生き方/ヨーコ

[コラム]
◆【コラム】10の眼 ten eyes
 社会…鈴森髑髏 経済…竹内靖雄
 政治…上杉隆 女…中村うさぎ
 テレビ…岩切徹

◆読まずにすませるベストセラー やはり読みたいベストセラー “リターンズ”
◆シネマ格付け隊、ムーヴィーズが行く!
◆商品格付け隊が買う!

[連載]
◆夜明けの新聞の匂い 天使の羽を持った赤ん坊/曾野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆哲学者というならず者がいる 他人の幸福/中島義道
◆日本語万華鏡 漢字の音読みと訓読みって何なの?/鈴木孝夫
◆虹の部族 第十一回 歌姫と孤児たちの戦後史/高山文彦
◆オバはんに捧げる「二〇〇八年世界の読み方」/福田和也
◆1963 第二回/山口文憲
◆ドスケベ三都ものがたり 「母」と「女」の間で/岩井志麻子
◆矢来町心中 女装と仮装のはざまで/マツコ・デラックス
◆ブスの壁/高須克弥
◆日本人の教養 第五十一回 政治家・行政官よ 衆生済度を歩め/柳田邦男
◆さいばらりえこの鳥頭日記/西原理恵子

[グラビア]
◆The Auction 沈黙の逸品
  ロスチャイルド家のファベルジェ・エッグ/監修:内田みさほ
◆私の時の時 浅野忠信/写真:佐藤慎吾
◆昭和&平成13の「未解決」怪事件簿
◆被写体に恋して 細川剛の寒立馬
◆詩を奏でる絵/宮島永太良
◆斜め45度人間関係星占い/カルマ・カイヤム

[企画広告]
◇下重暁子の自転車紳士録(22) 五島朋幸

[扉のことば]
◇谷沢永一・選

編集長から

迷宮の軌跡を追う
 未解決という名の迷宮――。あるものは射殺され、あるものは強姦され、あるものは刺された。いずれも犯人は逮捕されず、殺人者は野に放たれたままである。今月の総力特集は「昭和&平成 13の『未解決』怪事件簿」。「ディスコ帰りの少女を惨殺した『赤いスポーツカー』の男」「『白い壁』連続強姦魔の行方」から「八王子・スーパー女性店員3人射殺『最後の切り札』」「京都精華大学『マンガ学部学生』通り魔殺人の怪」など、13の迷宮の軌跡をたどる。  特別企画は「女たちの性愛革命」。中村うさぎが床上手熟女を目指す「イケメンに『セックステク』を教わってみました!」や、売れっ子作詞家による「ダーリンは18歳年下のトルコ人」など濃密な3本立て。
 ほかにも、浜田和幸のスーパー情報満載「ヒラリー危うし!『アメリカ大統領選』激突裏話」や、一橋文哉の「ライブドアから大物政治家まで…『沖縄防衛利権』の闇」が凄まじい内容!

新潮45編集長 中瀬ゆかり

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞