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【総力特集】昭和&平成 13の「夫婦」黒いアルバム

新潮45 2008年8月号

(毎月18日発売)

796円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2008/07/18

発売日 2008/07/18
JANコード 4910049370889
定価 796円(税込)

【総力特集】昭和&平成 13の「夫婦」黒いアルバム
結婚――ハイネ曰く「いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことのない荒海」。13組の男女はなぜ〈沈没〉したのか?

◆不釣合いな愛人美女に「妻を海に投げ込まれた」夫の後悔
◆「燃えなくなったのが許せない」レズ相手を殺した団地妻の夫婦生活
◆「女房の顔をメチャクチャに」女医を狂わせた病院長とのW不倫
◆夫を「古井戸」に投げ込んで愛人と再婚した26歳看護婦
◆「いつまでヒラ課長なの!」妻の一言に逆ギレした万年課長
◆密会を目撃され「同窓会不倫」相手に旦那を焼き殺させた美人妻
◆「7号になれ!」と暴れて御用になった「一夫多妻党首」のアメとムチ
◆夫も子供も優秀すぎて…「普通の奥さん」が長銀専務を刺殺するまで
◆「国際結婚」の果てチュニジア人に殺された23歳元女優
◆浮気が許せない! 79歳夫を撲殺した77歳老女の狂った「結婚記念日」
◆妻に灯油をかけ焼死させたマジメ開業医の「ジキルとハイド」
◆「生活費20万円」でサラ金妻に殺されたシブチン亭主
◆「水をください」…鬼嫁に餓死させられた「痛風夫」最後の7年

だから私は死刑をやめない
◆◆死に神騒動90分激白◆◆
法務大臣/鳩山邦夫 [聞き手]上杉隆

■【生誕100年】朝比奈隆・今だから語るマエストロの光と影/内海武

■【達人対談】レスキューの達人/宮本和敏×ビートたけし

■中国「金メダル世界一大作戦」の仰天!舞台裏/浜田和幸

■知られざる清水次郎長の素顔/高田明和

■アリストテレスの動物誌/佐藤優

■【現地レポート】ウイグル自治区はいま/渡部陽一

■女探偵が教えるマル秘「最新護身術」/大徳直美

■間違いだらけの日本の農業政策/村野まさよし

◆◆衝撃スクープ!◆◆
殺人請負組織とライブドア「野口さん怪死事件」の点と線/一橋文哉

□■ 小特集  それでも結婚したい! 症候群 ■□
・「恋愛塾」に通う女たち/風樹茂
・50代の「再婚最前線」/菊地正憲
・「格差婚」の男と女/信友直子

[コラム]
◆【コラム】10の眼 ten eyes
 社会…徳川家広 経済…竹内靖雄
 政治…上杉隆 女…中村うさぎ
 テレビ…岩切徹

◆読まずにすませるベストセラー やはり読みたいベストセラー “リターンズ”
◆シネマ格付け隊、ムーヴィーズが行く!
◆商品格付け隊が買う!

[連載]
◆夜明けの新聞の匂い 休日医者(下)/曾野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆哲学者というならず者がいる 明るいニヒリズム/中島義道
◆日本語万華鏡 人間のことばと動物の「ことば」/鈴木孝夫
◆矢来町心中 そして、京都/マツコ・デラックス
◆1963 「サラリーマン時代の到来」/山口文憲
◆オバはんでもわかる「ウォーターゲート事件」/福田和也
◆ドスケベ三都ものがたり 夫の恋人出現!?/岩井志麻子
◆スピリチュアル御伽草子 『鶴の恩返し』と『夕鶴』/江原啓之
◆日本人の教養 第五十七回 脳を壊すケータイ 親よ学校よ気づけ/柳田邦男

[グラビア]
◆The Auction 沈黙の逸品
  ディケンズの椅子と机/監修:内田みさほ
◆私の時の時 栗山千明/写真:佐藤慎吾
◆被写体に恋して 浜田太の奄美の祭り
◆昭和&平成 13の「夫婦」黒いアルバム
◆斜め45度人間関係星占い/カルマ・カイヤム

[企画広告]
◇下重暁子の自転車紳士録(28) 石井雅史

[扉のことば]
◇谷沢永一・選

編集長から

それでも結婚したい?
 頻発する家族による家族殺し。その原点ともいえるのが夫婦間の殺人…。かつては愛し合って結ばれた男女が、もっとも身近な他人となる時、愛は憎しみになり、殺意へと育つ。「『燃えなくなったのが許せない』レズ相手を殺した団地妻の夫婦生活」「『いつまでヒラ課長なの!』妻の一言に逆ギレした万年課長」「夫も子供も優秀すぎて…『普通の奥さん』が長銀専務を刺殺するまで」等13組の悲劇を紹介。隣に眠る人に殺されないために、すべてのご夫婦に捧げる、総力特集「昭和&平成 13の『夫婦』黒いアルバム」で真夏の納涼気分を。読後のお口直しは小特集「それでも結婚したい! 症候群」で。50代の再婚事情や格差婚の実態など徹底ルポ。
 ほかにも、死刑論争を90分激白した鳩山邦夫法務相の「だから私は死刑をやめない」や、好評の音楽読物「生誕100年 朝比奈隆・今だから語るマエストロの光と影」、また、一橋文哉の衝撃スクープなど魅力記事満載。

新潮45編集長 中瀬ゆかり

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞