「お騒がせ幕僚長」とM資金女詐欺師
新潮45 2008年12月号
(毎月18日発売)
発売日 | 2008/11/18 |
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JANコード | 4910049371282 |
定価 | 796円(税込) |
それもキッカケはアパグループだった/西岡亘
“臆病太郎”を曝した「麻生総理と朝日新聞編集委員」のただならぬ関係/上杉隆
その日、帝国ホテルで何が話し合われたのか……
ロス疑惑「命」がもてあそばれた27年/佐々木康子 取材・構成/加藤祐二
クライマックスを100倍楽しむための江戸経済学/鈴木浩三
私たちのこれから/岩井志麻子
でも、埼玉県はなぜ「ださいたま」なのか/鬼田歳三
◆外務省に告ぐ〈2〉/佐藤優
◆恋愛単語で知るアメリカ(応用編) お手軽な関係と真剣な交際/吉原真里
◆作家の日常、私の仕事 「堕落と文学」/曾野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆哲学者というならず者がいる オリンピックとノーベル賞/中島義道
◆日本人の教養 *兄、22歳の発心 83歳にして成就/柳田邦男
◆日本語万華鏡 ラジオ型言語とテレビ型言語(二)/鈴木孝夫
◆1963 「やってきたモータリゼーション」/山口文憲
◆矢来町心中 メロと私/マツコ・デラックス
◆スピリチュアル御伽草子 *『舌切り雀』で知る分相応/江原啓之
■シネマ・ブレイク
・徳川家広〈社会〉
・竹内靖雄〈経済〉
・上杉隆〈政治〉
・中村うさぎ〈女〉
・岩切徹〈テレビ〉
◆日本再発見
◆シリーズ 住まいのかたち ヨーロッパI/小松義夫
◆「篤姫」という時代
◇下重暁子の自転車紳士録(32) 永井清史
◇谷沢永一・選
編集長から
政治特集〈いまだ天命を遂げず〉では、麻生総理と朝日新聞編集委員とのただならぬ関係や、小沢一郎氏が権勢を恣にした時代の政治家としての実像に迫ります。
他にもページを開けば、テレビ界に君臨する古舘伊知郎氏を喝破する“石堂節”が炸裂し、相撲界の八百長騒動を野暮の骨頂とする玉木正之氏の批評に溜飲が下がります。
さらには、大ブームの「篤姫」を違う面から覗く、「クライマックスを100倍楽しむための江戸経済学」など充実のラインナップを満載。どこから読んでも面白い「新潮45」を今月もぜひ手にお取り下さい。
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮45とは?
「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
それは「人の生き死に」について考えるということです。
扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。
ちょっと危険で、深くて、スリリング。
死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。