ホーム > 雑誌を探す > 雑誌詳細:新潮45 > 雑誌詳細:新潮45 2009年6月号

百年に一度を愉しむ/養老孟司

新潮45 2009年6月号

(毎月18日発売)

796円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2009/05/18

発売日 2009/05/18
JANコード 4910049370698
定価 796円(税込)

【特集】たかが経済、されど経済

百年に一度を愉しむ/養老孟司

経済学の罪と罰/金子勝

日本の後を追いかけているアメリカを見習うな/水野和夫

■逆転敗訴で慌てふためく創価学会・池田大作名誉会長/矢野絢也

■偽善の「説明責任」/里見清一

■「ブッシュ」という病/町山智浩

■臓器移植はほんとうに必要か 患者の苦悩に、どうする移植法改正/那須優子

【新連載】我が鍾愛の奇人伝(1) 幸徳秋水/福田和也

【新連載】純粋異性批判/中島義道

【達人対談】漢字の達人/伊東信夫vsビートたけし

【短期集中連載】日系元情報兵と訪ね歩いた「日米戦争」
 第一回*もう一つの「二つの祖国」/柳田由紀子

【シリーズ】「昭和」の謎に挑む(3)
 マッチvs.五木ひろし レコード大賞大逆転の舞台裏/上條昌史

■雑誌ジャーナリズムは死なない/坪内祐三

【捜査資料公開!】麻原死刑執行Xデー近しで大警戒
 逃亡15年「オウム最後の大物」平田信の肉声/西岡亘

【大好評! 連載第2回】スポーツドキュメント「あの一瞬」
 日米野球の因縁と「怪物スタルヒン」の涙/門田隆将

【特別読物】幸福な妖婦(下)――モンテカルロ銃撃事件のあとさき/鹿島茂

[連載]
◆作家の日常、私の仕事 「自然風の樹形」/曾野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆外務省に告ぐ/佐藤優
◆スピリチュアル御伽草子 *『浦島太郎』と国際結婚/江原啓之
◆日本人の教養 *たとえ言葉を話せなくても/柳田邦男
◆銀行王 安田善次郎 *銀行のことは安田に聞け/北康利
◆レンタル・チャイルド *玩具の女/石井光太
◆矢来町心中/マツコ・デラックス
◆[シリーズ]私と母 平沢勝栄(衆議院議員)/歌代幸子
◆[シリーズ]根性を忘れた日本人へ
 大東隆行((株)王将フードサービス代表取締役社長)/豊田正義
◆松下幸之助 策謀の昭和史 *生涯の古傷となった郷里での記憶/岩瀬達哉

【連載コラム】
・浮世/徳川家広
・おんな/中村うさぎ
・経世済民/竹内靖雄

■書物の森

■シネマ・ブレイク

[グラビア]
◆日本再発見
◆シリーズ 世界の暮らし紀行2/小松義夫
◆水と新緑の秘境

[扉のことば]
◇谷沢永一・選

編集長から

百年に一度を愉しもう
「便乗不況に騙されるな。本当の“未曾有”は終戦だった」――。今月のトップは養老孟司氏の「百年に一度を愉しむ」。
「百年に一度の危機」といわれるが、どうもピンとこない。氏にとって、未曾有の事態といえば終戦時の体験に勝るものはないのだ。それでも生きられたのは、世間とは関係ない愉しみを持ち、「人生の広さ」を体感できたから。本稿を読めば、今の状況をも愉しめる、開き直りのような境地に達せられます。
 次の目玉は坪内祐三氏の「雑誌ジャーナリズムは死なない」。月刊誌が相次ぎ休刊し、雑誌ジャーナリズムの劣化も懸念される中、雑誌の歴史をふり返り、逆に今こそジャーナリズムを含む文芸としての雑誌の力が必要とされるのだと説きます。
 他にも福田和也氏の新連載「我が鍾愛の奇人伝」や、今をときめく人気コラムニスト、町山智浩氏の「『ブッシュ』という病」などもラインナップ。充実の小誌をお楽しみください。

新潮45編集長 宮本太一

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞