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[特集]是非に及ばず

新潮45 2009年10月号

(毎月18日発売)

796円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2009/09/18

発売日 2009/09/18
JANコード 4910049371091
定価 796円(税込)

【特集】是非に及ばず

◆【哲学なき“買収選挙”の果て】
誰が日本政治を殺したか/野中広務
 悪魔支配……「君側の小沢」で鳩山・民主党政権は一年もたない

◆「黒い鳩」新総理がどっぷり漬かった“六本木の夜”/伊藤博一
 実は大好き! 「政・官・業」癒着

◆公明沈没で「池田大作」名誉会長が怯える国税の大調査!?/矢野絢也

◆お笑い「政権交代」総まくり/大川豊

◆【特別対談】「百年に一度」をどう生きるか
 養老孟司vs.高橋秀実 はい、「受け身」です

◆「パケナム日記」で紐解く戦後日米秘史/青木冨貴子
 最終回*昭和天皇「宮廷外交」の精髄

【シリーズ】結ぶ 第三回*今、よみがえる「桃山時代の大麻布」/山口智子

◆やっぱりダメだよ、裁判員制度/井上薫

【達人鼎談】陶芸の達人
 酒井田柿右衛門×中島宏×ビートたけし+おじゃま虫・阿川佐和子

◆【政権交代特別篇】外務省に告ぐ「官僚目安箱」で暴かれる「“核”密約問題」/佐藤優

◆【秘された捜査ファイル】“ニンニク注射”に、4500万円の携帯電話……  裁判では分からない「酒井法子の闇」/上條昌史

[第八回]新潮ドキュメント賞発表 受賞作……『半島へ、ふたたび』蓮池薫
[選考委員]櫻井よしこ/藤原新也/藤原正彦/柳田邦男/柳美里

【受賞記念エッセイ】
明日をも知れぬ運命が私に与えた力/蓮池薫

■未熟と老耄/里見清一

■シチリアからコルシカへ マフィアの今を訪ねて/上原善広

■【特別読物】ゆかいな怪物伝*第3弾 レオナール・フジタ/島地勝彦

[連載]
◆作家の日常、私の仕事 「時空を超えて」/曾野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆我が鍾愛の奇人伝 高田博厚/福田和也
◆スポーツドキュメント「あの一瞬」
 史上最強ランナー「瀬古利彦」はなぜ敗れたのか/門田隆将
◆スピリチュアル御伽草子 *『白雪姫』と母娘関係/江原啓之
◆日本人の教養 *いのちの仕事 20日間の日記(続々)/柳田邦男
◆銀行王 安田善次郎 *一にも人物、二にも人物/北康利
◆レンタル・チャイルド *廃墟ビル/石井光太
◆[シリーズ]私と母 正司歌江(女優)/歌代幸子
◆[シリーズ]根性を忘れた日本人へ 大内順子(ファッション・ジャーナリスト)/豊田正義
◆[シリーズ]「昭和」の謎に挑む 「スプーン曲げ」の清田君とは何者だったのか/上條昌史
◆矢来町心中/マツコ・デラックス

【連載コラム】
・浮世/徳川家広
・おんな/中村うさぎ
・経世済民/竹内靖雄

■書物の森

■シネマ・ブレイク

[グラビア]
◆日本再発見
◆シリーズ 世界の暮らし紀行6/小松義夫
◆シリーズ 「結ぶ」山口智子

[企画広告]
◇下重暁子の自転車紳士録(39) 立松和平

[扉のことば]
◇谷沢永一・選

中島義道氏「純粋異性批判」、岩瀬達哉氏「松下幸之助 策謀の昭和史」は、 今月休載します。

編集長から

思想なき日本の政治に
再生の道はあるか
「衆愚の選択」を経て、鳩山民主党政権がスタートしました。
「“買収選挙”が行われたようなもの」と、その選挙戦を批判するのは、元自民党幹事長の野中広務氏です。今月のトップは、同氏の「誰が日本政治を殺したか」。昨今の、思想や国家ビジョンのない政治家による国の舵取りを嘆き、日本政治の荒廃を憂える野中氏。とりわけ、天下を獲った小沢一郎・民主党幹事長を「悪魔のような男」と断罪し、「鳩山氏が覚悟を持てず、小沢氏に操られれば、政権は一年もつかどうか分からない」と、危うい先行きを展望します。
 今月のもう一つの目玉は、拉致被害者、蓮池薫さんの「明日をも知れぬ運命が私に与えた力」。『半島へ、ふたたび』で新潮ドキュメント賞を受賞した蓮池さん。選考委員の間でも話題となったそのあまりに鋭い“観察眼”はどこから来たのか。受賞記念特別寄稿では、その秘密などが綴られています。今月もぜひ小誌をお楽しみ下さい。

新潮45編集長 宮本太一

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞