【特集】沖縄に死す
新潮45 2010年6月号
(毎月18日発売)
発売日 | 2010/05/18 |
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JANコード | 4910049370605 |
定価 | 796円(税込) |
鳩山総理、切腹せよ/平沼赳夫
人心を弄んだ鳩山政権を糺す/野中広務
外務官僚の手に落ちた岡田外相/佐藤優
「犯人」と「女」全真相/一橋文哉
日本第一号ゲイバーの昭和裏面史/深笛義也
科学の興亡「ネイチャー」vs.「サイエンス」/竹内薫
◆作家の日常、私の仕事 「誇りだらけの春」/曽野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆松下幸之助 策謀の昭和史
*“夢のテレビ時代”始まる/岩瀬達哉
◆昭和の特別な一日 *さらば、銀座の都電(その2)/杉山隆男
◆現代に宿る神々を求めて/山村明義
◆人生是全て泣き寝入り/村野まさよし
◆おんな41歳、日雇い稼業どん底渡世/山崎マキコ
◆純粋異性批判/中島義道
・浮世/徳川家広
・おんな/中村うさぎ
・経世済民/竹内靖雄
◆日本再発見
◆【シリーズ】乗り物で巡る世界の暮らし6/小松義夫
◆[連載]この盃を受けてくれ 第四回/小平尚典
◇谷沢永一・選
編集長から
同特集では、野中広務元自民党幹事長も登場。自身と自民党が長年かけて取り組んできた苦労を、鳩山政権がわずか7ヶ月でぶち壊しにしたとして、その愚策を糺します。
その他、藤原正彦氏が母、藤原ていを語った『私と母』や、内田樹氏と剣道家、小澤博氏の対談『甦れ! 日本人』、養老孟司氏の『脱石油! 森から始める日本再生』など、今月も小誌は充実のラインナップです。
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮45とは?
「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
それは「人の生き死に」について考えるということです。
扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。
ちょっと危険で、深くて、スリリング。
死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。