【特集】安倍新政権「海図なき航海」
新潮45 2013年2月号
(毎月18日発売)
発売日 | 2013/01/18 |
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JANコード | 4910049370230 |
定価 | 880円(税込) |
国境再考 いまそこで何が起きているか〈2〉
時代劇が廃れた本当の理由 番外編
竹内洋×片山杜秀
柳生耕一×笹森建美
『自縄自縛の私』監督インタビュー/竹中直人
神武天皇と天照大神は七世紀に出現した
1962年のタイム・カプセルに納まったヒット曲
「運動音痴」なんて存在しない
スポーツ科学の達人/深代千之vs.ビートたけし
◆地球生き物語17 オオハクチョウ/福田幸広
◆〈巻頭随筆〉風が時間を/徳岡孝夫
◆人間関係愚痴話/曽野綾子
◆閻魔堂の吹き流し/山本一力
◆右顧左眄/外山滋比古
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆イマイマイズム見聞録 *天皇誕生日の一般参賀/今井舞
◆[切り絵パロディ]新世界文学名作選〈16〉/高木亮
■Review■
・BOOK
・CINEMA・EXHIBITION
[読書日記]小川真司
[インタビュー]鈴木翔
編集長から
このほか、今回の選挙を社会史的な観点から論じた竹内洋・片山杜秀対談、池上彰「政治家の器は『答え方』でわかります」、有馬哲夫「『沖縄も中国領だ』と周恩来は考えていた」など、必読多数。


バックナンバー
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雑誌から生まれた本
新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
それは「人の生き死に」について考えるということです。
扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。
ちょっと危険で、深くて、スリリング。
死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。