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【特集】愚かにもほどがある

新潮45 2014年7月号

(毎月18日発売)

897円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2014/06/18

発売日 2014/06/18
JANコード 4910049370742
価格 897円(税込)

【特集】愚かにもほどがある

◆「新国立競技場」という世紀の愚行/伊東豊雄
◆「移民20万人」は亡国への道/適菜収
◆「英語で会議」を進める文科省の植民地根性/北野幸伯
◆集団的自衛権で「戦争」と騒ぐ朝日新聞/大口卓造
◆正義の味方は眠らない/神山仁吾
◆「美味しんぼ」というヘイトスピーチ/辻堂雄一
◆「お上」から抜け出せない「日本再生ビジョン」/古市憲寿

朝鮮総連「幻のクーデター計画」/霞勇平

誰もが信じられない中国軍の「本当の実力」/兵頭二十八

【対談】
「経済学の限界」をわきまえないアベノミクスの虚妄/岩村充×藻谷浩介

第一次世界大戦勃発から100年
ウクライナが「サラエボ」になる悪夢/佐藤優


大型歴史ノンフィクション
沖縄戦に散った「最後の官選知事」島田叡の生涯/九鬼隆幸


【秋葉原通り魔事件から6年】
加藤智大が模倣した宅間守の「犯罪プラン」/一橋文哉+本誌取材班

「飯塚事件」再審棄却 司法は何を隠蔽したのか/清水潔

【話題沸騰! 歴史巨編】
プリニウス 第7回/ヤマザキマリ とり・みき

STAP論文問題 私はこう考える/本庶佑

【深層追及第四弾】
「STAP論文捏造事件」その金脈と人脈/小畑峰太郎+本誌取材班

【連続歴史対談3】
すべては「崩壊」から始まった
――日本人の「美と国民性」の源流
/福嶋亮大×與那覇潤

「国策舞踏集団」EXILE/小田嶋隆

ホームラン王バレンティンの意外な素顔/風樹茂

ユニ・チャーム「男性用尿漏れパッド」プロジェクト/轟狂太郎

吃音と生きる2 「治す」ために何ができるか/近藤雄生

私が私でなくなっていく 心肺停止になって考えたこと3/中村うさぎ

アルツハイマーの父が心筋梗塞で倒れたら/鈴木裕也

高田馬場・早稲田 ラーメン戦争/本谷亜紀

【酔いどれ紀行】風が吹いても/大竹聡
府中競馬正門前駅「川崎屋」


国境再考 いまそこで何が起きているか〈番外編〉
「沖ノ島」で国家の安全を考える/山田吉彦

日中百年の群像――魯迅と蒋介石が日本に見た夢〈3〉/タン・ロミ
魯迅、清国、嘉納治五郎

年を取る〈7〉 病気になる/橋本治

むかしはよかったね?〈8〉 安全・安心ウォーZ/パオロ・マッツァリーノ

日本のビョーキ〈16〉 コミュニケーションの単純プログラム/里見清一

日本国の形式〈22〉 男のロマンの果て/片山杜秀

反・幸福論〈42〉 西田哲学の毒/佐伯啓思

【達人対談】日本人だから作れる「ラブドール」
ラブドールの達人/土屋日出夫vs.ビートたけし

◆[扉]川風/高木亮
◆居酒屋チエコ亭10 豚肉とトマトのソテー/オガワチエコ

◆〈巻頭随筆〉風が時間を/徳岡孝夫
◆人間関係愚痴話/曽野綾子
◆閻魔堂の吹き流し/山本一力
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆【新コーナー】随筆〈鹿の災難〉/羽毛田信吾

◆[記者匿名座談会]外務省主導「拉致問題交渉」再開の落し穴
◆イマイマイズム見聞録 *フリーマーケット出店/今井舞
◆国道者 *謎の永田町バイパス/佐藤健太郎

◆[切り絵パロディ]贋作名画大全9/高木亮

■Review■
・BOOK
・CINEMA
・EXHIBITION
・ざ・ベストテン
[読書日記]片山杜秀
[インタビュー]ワクサカソウヘイ

編集長から

愚かにもほどがある

 このところ国会は集団的自衛権をめぐる安保論議一色。思い返せば湾岸戦争やPKO国会の時も同じような議論がありましたが、こんな「神学論争」を続けているのは日本だけでしょう。国民の目がそちらに向いているうちに、とんでもないことがいろいろ進んでいます。少子化対策のために移民を入れる、国際化のために文科省が会議を英語で行う……愚の骨頂としか言いようがありません。東京オリンピック50周年の記念日も待たずに国立競技場は解体され、その跡に建つのはあの奇っ怪な「新国立競技場」。腹立たしいことがあまりに多いので特集を組みました(「愚かにもほどがある」)。
 このほか、岩村充×藻谷浩介「『経済学の限界』をわきまえないアベノミクスの虚妄」、霞勇平「朝鮮総連『幻のクーデター計画』」、一橋文哉「加藤智大が模倣した宅間守の『犯罪プラン』」、小畑峰太郎「『STAP論文捏造事件』その金脈と人脈」など注目記事満載。盛り沢山にもほどがある!?

新潮45編集長 三重博一

(「波」2014年7月号より)

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞