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天皇皇后両陛下の「政治的ご発言」を憂う/平山周吉

新潮45 2015年7月号

(毎月18日発売)

897円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2015/06/18

発売日 2015/06/18
JANコード 4910049370759
価格 897円(税込)

天皇皇后両陛下の
「政治的ご発言」を憂う
/平山周吉
小泉信三の「帝王学」と戦後70年


度し難い「法匪」政治家たち!
あまりに空疎な「へなちょこ安保国会」/記者匿名座談会


「アンビルトの女王」が教えてくれたこと/小田嶋隆

「社外取締役」は本当に必要か/小川孔輔

【対談】「橋下劇場」が炙り出したもの/藤井聡×適菜収

プーチンと習近平が目論む「世界新秩序」/青山繁晴

ブラック企業「ニッポン」 留学生30万人計画の愚
食いものにされるベトナム人たち/出井康博


【特集 地方に活路あり
◆「地方消滅」予言が日本を滅ぼす 「積極的撤退」論とCCRCの罠/山下祐介
◆「文化財」こそが観光ビジネスの切り札だ/デービッド・アトキンソン
◆全国300自治体を訪ねて かくも素晴らしき「日本の村」/石川孔明


【戦後70年】シリーズ 書き換えられた「歴史」
日本は「無条件降伏」はしていない/有馬哲夫

【新連載】
昭和からの伝言/加藤廣
〈1〉戸山ケ原の夏

◆開講! ニッポン地形歴史学(トポグラフィカルヒストリー)/竹村公太郎
〈1〉日本文明はなぜ奈良盆地で誕生したのか
◆中国亡命漫画家/辣椒
〈1〉激辛の唐辛子


【新連載記念対談】
中国共産党の悪口を言っただけで警察がやって来た/辣椒×阿古智子

【戦後70年】インタビュー 私の戦中戦後、私の原点
陸軍幼年学校で「玉音放送」を聞いて/高岩淡

江戸時代に学ぶ「格差」との付き合い方/鈴木浩三

昆虫食の扉を開こう/内山昭一

「ポーン」と呼ばれた男が女のために人を殺すまで
宮城「婚活サイト」殺人事件/林壮一


【『海街diary』監督インタビュー】
失うことで始まるものもある/是枝裕和


【酔いどれ紀行】新宿で思う オジサンになってよかった! 新宿「ボルガ」「イーグル」/大竹聡

【巨弾連載小説!】
オペレーションZ 第10回/真山仁

【話題沸騰! 歴史巨編】
プリニウス 第19回/ヤマザキマリ とり・みき

組織で生き抜く極意/佐藤優
〈11〉上司は選べないが部下は選べる(2)

鳥類学者の優雅で過酷な日々/川上和人
〈7〉アメアメフレフレ

私大阪 〈7〉人斬りの武/上原善広

本当はエロかった昔の日本
古典文学で知る性愛あふれる日本人/大塚ひかり
〈11〉河童と男色

日中百年の群像――魯迅と蔣介石が日本に見た夢/タン・ロミ
〈15〉数奇なる運命の女性

日本のビョーキ/里見清一
〈28〉コミュニケーション各論(9)「何もできなくなった」とき

日本人よ、ひとり往く生と死を怖れることなかれ/山折哲雄
〈12〉日蓮、「黒潮」の曳航

【達人対談】カラス研究者はつらいよ
カラスの達人/松原始vs.ビートたけし

◆[扉]古代魚/高木亮
◆居酒屋チエコ亭22 フルーツモッツァレラ/オガワチエコ

◆〈巻頭随筆〉風が時間を/徳岡孝夫
◆人間関係愚痴話/曽野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆随筆〈酒のない食卓日記〉/まんしゅうきつこ

◆国道者 *西の国道銀座・高知市/佐藤健太郎
◆天国飯と地獄耳 *高度一万メートルの王子様/岡田育
◆イマイマイズム見聞録 *コールマン アウトドア リゾートパーク/今井舞

◆第28回 三島由紀夫賞 山本周五郎賞 決定発表

◆[切り絵パロディ]贋作名画大全21/高木亮

■Review■
・BOOK
・CINEMA
・EXHIBITION
[TV Peeper]村上和彦
[読書日記]片山杜秀
[インタビュー]近藤麻理恵

編集長から

小泉信三の「帝王学」と戦後70年

 焼け跡からの驚異的な復興と、これほど長期にわたる平和と繁栄。日本の戦後はまさしく「奇跡の70年」だったと思います。その偉業を成し遂げた先達の一人として、今こそその声に耳を傾けたいのが小泉信三でしょう。戦前は慶應大学塾長、戦後は東宮御教育参与として皇太子の教育に尽力した小泉信三は、「世紀の恋」のプロデューサーでもあり、戦後皇室の礎を築いた立役者。福澤諭吉の『帝室論』に基づくその教えの眼目は、皇室が「政治社外に立つ」こと、すなわち常に政治空間の外にある必要性を説いたものでした。
 ところが今、様々な政治勢力による「お言葉の奪い合い」によって、その教えが大きく揺らぎつつあります。平山周吉「天皇皇后両陛下の『政治的ご発言』を憂う」は、そうした状況に警鐘を鳴らす渾身の論考です。
 また新連載攻勢第一弾として、加藤廣「昭和からの伝言」、竹村公太郎「開講! ニッポン地形歴史学」、辣椒「中国亡命漫画家」が始まります。ご期待下さい。

新潮45編集長 三重博一
(「波」2015年7月号より)

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞