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新潮文庫メールマガジン アーカイブス


 Yonda?Mailを読んでくださっている皆さん、こんにちは。
 新潮文庫から、シリーズ累計60万部を超えた「最後の恋」シリーズにつづく、新たな恋愛アンソロジーが登場しました。

 三浦しをんさん、原田マハさん、窪美澄さんといった、いまノリにノっている人気作家の渾身の作品。
 そして「真夜中のパン屋さん」シリーズでブレイク中の大沼紀子さんをはじめ、瀧羽麻子さん、千早茜さんというフレッシュな才能を堪能出来る作品。
 さらには、あの柴門ふみさんの書き下ろしマンガまで! 

 この『恋の聖地―そこは、最後の恋に出会う場所。―』には、読めばきっと恋がしたくなる、7つの素敵な物語がつめこまれています。だけど、この作品の読みどころは、それだけではないんです。

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2013年06月10日   今月の1冊


 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 第一次大戦後のニューヨーク郊外の大邸宅。夜な夜な繰り広げられる豪華絢爛たるパーティーの中心にいるジェイ・ギャツビーの、その虚栄に満ちた人生と狂おしいまでの恋を描いた『グレート・ギャツビー』。

 フィツジェラルドの代表作にして、アメリカ文学最高の作品とも呼ばれる『グレート・ギャツビー』を原作に、ハリウッドは映画化を何度も行いました。中でもロバート・レッドフォード主演の「華麗なるギャツビー」(1974年公開)の印象は強く残っています。

 しかし6月14日、日本でも公開される「華麗なるギャツビー」は、ジェイ・ギャツビーをあのレオナルド・ディカプリオが演じます。カンヌ国際映画祭でオープニング上映され、豪華にして壮麗たる映像が観客を圧倒。世界49カ国(北米を除く)で公開され、北米でのオープニング成績も5千万ドルを超えるとか。21世紀の“ギャツビー”が、新たなる決定版になる日も近いようです。

 なお、映画のタイトルは「華麗なるギャツビー」ですが、新潮文庫では『グレート・ギャツビー』です。くれぐれも書店ではお間違えなきよう……。

(K・Y)

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2013年06月03日   お知らせ



『美味しんぼ』を筆頭に、漫画の世界ではグルメ・料理をテーマとする作品が目白押し。書店には「食マンガコーナー」まで出来るほどの“食ブーム”です。テレビでも「深夜食堂」など、食がテーマのドラマは今や鉄板の人気。

 そんなに溢れかえる“食”情報で「もうお腹がいっぱい」とおっしゃるあなたがまだ知らない、「究極の食」を巡る新潮文庫をご紹介いたします。『美味しんぼ』で仕入れた知識をひけらかすグルメ通を黙らせる、とっておきの食の情報をご堪能あれ。



大食、美食、偏食、粗食。名作も傑作も、「食卓」から生れた。

「何か喰いたい」臨終の漱石は訴え、葡萄酒一匙を口に、亡くなった。鴎外はご飯に饅頭を乗せ、煎茶をかけて食べるのが好きだった。鏡花は病的な潔癖症で大根おろしも煮て食べたし、谷崎は鰻や天ぷらなど、こってりした食事を愉しんだ。そして、中也は酒を食らって狂暴になり、誰彼構わず絡んでいた。三十七人の文士の食卓それぞれに物語があり、それは作品そのものと深く結びついている。

●嵐山光三郎『文人悪食

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2013年05月20日   文庫セレクト



 Yonda?Mailを読んでくださっている皆さま、こんにちは。

 今日ご紹介するのは、イギリスの作家、いやストーリー・テラーであるジェフリー・アーチャーの壮大なサーガ『時のみぞ知る―クリフトン年代記 第1部―』です。

 アーチャーといえばコン・ゲームの名作『百万ドルをとり返せ!』などのミステリ系の作品を思い浮かべる方も多いと思います。しかし、もうひとつ忘れてはならないのが、まったく異なる境遇の主人公二人の生涯を描いた『ケインとアベル』に代表されるような長編小説です。アーチャーはこのような小説をサーガとよんでおり、日本で言えば、大河ドラマのようなものです。熱心なアーチャー・ファンは、このサーガこそが彼の王道である、と断言する方も多いのです。そしてこの作品は、畢生の最高傑作と自信を持ってお勧めできます!

 舞台は1920年代、イングランド南西部のブリストルという港町です。そこに労働者階級のクリフトン家と貴族のバリントン家という、普通なら階級の違いから交錯することのない両家が、なんとも奇妙な運命の巡り合わせで……。

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2013年05月10日   今月の1冊




 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 4月の新潮文庫フェアはYonda?くんが目印でしたが、代わって5月はこの人が目印です。フェアは題して「ピース又吉がむさぼり読む新潮文庫20冊」。

 芸人きっての、いや今や芸能人きっての読書家である又吉さんが、むさぼるように読んだという新潮文庫20冊。そのうちの7冊には、おのおの推奨理由が帯に明記されています。

 無理を承知で「イチ推しはどれですか」と又吉さんにお尋ねしたところ、やはり絞りきれなかったのか、お挙げになったのが『杳子・妻隠』(古井由吉)、『沈黙』(遠藤周作)、『一千一秒物語』(稲垣足穂)の3冊。

 又吉ワールドの真髄を体感したい方は全国の書店で展開中の「ピース又吉がむさぼり読む新潮文庫20冊」でご確認ください。目印はピース又吉さんのPOPと文庫帯です。

「ピース又吉がむさぼり読む新潮文庫20冊」で取り上げた20冊はこちらでご紹介しています。

(K・Y)



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2013年05月01日   お知らせ