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隆慶一郎全集第七巻 かくれさと苦界行

隆慶一郎/著

1,980円(税込)

発売日:2009/12/19

  • 書籍

男の名は義仙。邪悪にして酷薄――。長い夜の果て、魂の号泣がほとばしる!

今度お逢いした時は、きっと誠さんを刺します……。吉原の惣名主となった松永誠一郎の前に、凜とつややかな女が現れる。復讐の悪鬼と化した柳生義仙が放った刺客、お小夜だった。愛し合ってはならぬ男と女。高まる官能、深まる苦悩。斬るも地獄、斬らぬも地獄のせめぎあいを、圧倒的迫力で描き出し、悪の浄化をも謳いあげる傑作。

目次
かくれさと苦界行
張りの吉原
 *
隆慶一郎とその世界
 逢坂剛

 解題
 縄田一男

書誌情報

読み仮名 リュウケイイチロウゼンシュウ07カクレサトクガイコウ
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 隆慶一郎全集
発行形態 書籍
判型 四六判
頁数 472ページ
ISBN 978-4-10-647007-3
C-CODE 0393
ジャンル 全集・選書
定価 1,980円

著者プロフィール

隆慶一郎

リュウ・ケイイチロウ

(1923-1989)東京生れ。東大文学部仏文科卒。在学中、辰野隆、小林秀雄に師事する。編集者を経て、大学で仏語教師を勤める。中央大学助教授を辞任後、本名・池田一朗名で脚本家として活躍。映画「にあんちゃん」の脚本でシナリオ作家協会賞受賞。1984(昭和59)年、『吉原御免状』で作家デビュー。1989(平成元)年には『一夢庵風流記』で柴田錬三郎賞を受賞。時代小説界に一時代を画すが、わずか5年の作家活動で急逝。

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