隆慶一郎全集第十三巻 死ぬことと見つけたり 上
1,760円(税込)
発売日:2010/04/22
- 書籍
一日一日、死して生きる! 江戸と佐賀を股にかけ、烈々たる士魂が白熱する傑作。
この男、毎朝死ぬことを日課としていた。思念のなかで、猛虎の爪に引き裂かれるさまを実感する。常住坐臥、死人として生きるべし――。泰平の世にあっても死の鍛錬を怠らず、義に生きた斎藤杢之助。その莫逆の友、中野求馬と巨漢の怪僧牛島萬右衛門の「葉隠武士」三人衆が、時の老中松平信綱の計略を挫き、明暦の大火の真相を斬る。
目次
死ぬことと見つけたり 上
隆慶一郎とその世界
西のぼる
西のぼる
書誌情報
読み仮名 | リュウケイイチロウゼンシュウ13シヌコトトミツケタリ1 |
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シリーズ名 | 全集・著作集 |
全集双書名 | 隆慶一郎全集 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 352ページ |
ISBN | 978-4-10-647013-4 |
C-CODE | 0393 |
ジャンル | 全集・選書 |
定価 | 1,760円 |
著者プロフィール
隆慶一郎
リュウ・ケイイチロウ
(1923-1989)東京生れ。東大文学部仏文科卒。在学中、辰野隆、小林秀雄に師事する。編集者を経て、大学で仏語教師を勤める。中央大学助教授を辞任後、本名・池田一朗名で脚本家として活躍。映画「にあんちゃん」の脚本でシナリオ作家協会賞受賞。1984(昭和59)年、『吉原御免状』で作家デビュー。1989(平成元)年には『一夢庵風流記』で柴田錬三郎賞を受賞。時代小説界に一時代を画すが、わずか5年の作家活動で急逝。
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