
隆慶一郎全集第十二巻 見知らぬ海へ
1,760円(税込)
発売日:2010/03/24
- 書籍
家康を瞠目させた歴戦の海将が、「群青の絆」に生死を賭ける――。
風を読み、潮目を見抜いて、迷わず臆せず戦を仕掛ける。巨艦を擁する北条水軍に挑んだ駿河湾艦隊決戦から、父と子の絆が胸を熱くする伊豆沿海海戦まで、乱戦、奇襲、正攻法。“我、群青に死すとも、誇りは死なず!”終生海を愛した著者が、《海のいくさ人》向井正綱の不撓不屈の勝負魂を朗々と謳いあげる歴史海戦小説。
目次
見知らぬ海へ
夜叉神の翁――金春一族の陰謀
夜叉神の翁――金春一族の陰謀
*
隆慶一郎とその世界
山口昌男
解題
縄田一男
隆慶一郎とその世界
山口昌男
解題
縄田一男
書誌情報
読み仮名 | リュウケイイチロウゼンシュウ12ミシラヌウミヘ |
---|---|
シリーズ名 | 全集・著作集 |
全集双書名 | 隆慶一郎全集 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 384ページ |
ISBN | 978-4-10-647012-7 |
C-CODE | 0393 |
ジャンル | 全集・選書 |
定価 | 1,760円 |
著者プロフィール
隆慶一郎
リュウ・ケイイチロウ
(1923-1989)東京生れ。東大文学部仏文科卒。在学中、辰野隆、小林秀雄に師事する。編集者を経て、大学で仏語教師を勤める。中央大学助教授を辞任後、本名・池田一朗名で脚本家として活躍。映画「にあんちゃん」の脚本でシナリオ作家協会賞受賞。1984(昭和59)年、『吉原御免状』で作家デビュー。1989(平成元)年には『一夢庵風流記』で柴田錬三郎賞を受賞。時代小説界に一時代を画すが、わずか5年の作家活動で急逝。
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