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沢木耕太郎「天路の旅人」(第一部・460枚)
上田岳弘「2020」(戯曲)

新潮 2022年8月号

(毎月7日発行)

1,200円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2022/07/07

発売日 2022/07/07
JANコード 4910049010822
定価 1,200円(税込)

【超大型ノンフィクション】
天路の旅人[第一部・四六〇枚]/沢木耕太郎
第二次大戦末期、敵国・中国への密偵として内蒙古からチベットまで歩き、終戦後インドまであしかけ八年旅した男・西川一三。ヒマラヤを七回越えた稀代の旅人の生と魂を描く。

第二部(完結篇)は9月号一挙掲載
2020[戯曲]/上田岳弘
あれの蔓延で変異した人類の運命。710年後、《最後の人間》が我々の未来を語り始める。
生活[新連載・第三回]/町屋良平
■■ 連載小説 ■■
TRY48(九)[第9章]左川ちかに似ている/中森明夫
大使とその妻(十二)/水村美苗
聖都創造(二十)/天童荒太
チェロ湖(三十七)/いしいしんじ
荒れ野にて(七十二)/重松 清
【第十回】河合隼雄物語賞・学芸賞発表
【物語賞授賞作】あしたの幸福いとうみく
【学芸賞授賞作】計算する生命森田真生
【選評】後藤正治(物語賞)/岩宮恵子(学芸賞)
第55回《新潮新人賞》応募規定 [ウェブ応募受付中!]
上田岳弘/大澤信亮/小山田浩子/金原ひとみ/又吉直樹
ぼくはあと何回、満月を見るだろう坂本龍一
新連載・第2回「母へのレクイエム」
北極圏への旅。演奏が変わった夜。『音楽は自由にする』以降の活動を、哲学を交え振り返る。
〈白い日〉と歴史――戦火から遠く離れて今福龍太
精神の考古学(八)/中沢新一
第六部 チベットの眼と精神
【リレーコラム】街の気分と思考(7)
ついてない五月近藤聡乃
見知らぬ地で得る安心感小川さやか
壺中の天地(七)メリノ/エリイ(Chim↑Pom from Smappa!Group)

小津安二郎(十九)/平山周吉
小林秀雄(八十七)/大澤信亮
地上に星座をつくる石川直樹
第百八回・続・カンチェンジュンガ登頂
見えない音、聴こえない絵大竹伸朗
第二〇七回・MoMAの狐
■■ 新潮 ■■
ことばの再履修佐々木 敦
キューポインツtofubeats
没後百年、鴎外を憶う中島国彦
【私の書棚の現在地】
長谷川晶一『中野ブロードウェイ物語』/【書評委員】高山羽根子
酒井信『現代文学風土記』/【書評委員】乗代雄介
■■ 本 ■■
◆蓮實重彦『ショットとは何か』/三浦哲哉

この号の誌面

立ち読み

編集長から

文芸とは何か、旅とは何か
沢木耕太郎「天路の旅人」

 文芸とは何か。言い換えれば、文芸誌が追求するものは何か。この問いへの小誌なりの回答として、沢木耕太郎氏の超大型ノンフィクション「天路の旅人」を本号に第1部460枚、次号に第2部470枚を一挙掲載する。日本紀行文学の記念碑『深夜特急』の著者が、四半世紀におよぶ構想と準備により完成させた〈旅する人〉の記録であり物語だ。主人公は西川一三。第二次大戦末期、中国大陸の最深部までスパイとして潜入し、しかも終戦後も蒙古人のラマ僧として旅を続け、チベットからインドへ、そして逮捕。日本に送還された1950年まで、西川氏の旅は8年に及んだ。西川氏自身が執筆した著書「秘境西域八年の潜行」を踏まえた上で、では、沢木氏は何を新たに物語るのか。本作冒頭、四半世紀前の盛岡で年老いた西川氏と沢木氏が出会う場面を読み始めた読者は、気がつけば〈旅〉の概念が更新されるほどの、ひたすら生き延び、歩き続けた人の命の強度に貫かれるだろう。

編集長・矢野 優

お知らせ

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

新潮とは?

文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。

■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。

■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。

■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞

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