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若だんな、ついにあの世へ行っちゃった!? 波乱の予感たっぷりの「しゃばけ」シリーズ第六弾!

  • 受賞第1回 吉川英治文庫賞
  • 舞台化ミュージカルしゃばけ(2017年1月公演)

ちんぷんかん

畠中恵/著

637円(税込)

本の仕様

発売日:2009/12/01

読み仮名 チンプンカン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-146126-7
C-CODE 0193
整理番号 は-37-6
ジャンル 歴史・時代小説
定価 637円

「私ったら、死んじゃったのかしらねえ」長崎屋が大火事に巻き込まれ、虚弱な若だんなはついに冥土行き!? 三途の川に着いたはいいが、なぜか鳴家もついてきて――。兄・松之助の縁談がらみで剣呑な目に会い、若き日のおっかさんの意外な恋物語を知り、胸しめつけられる切ない別れまで訪れて、若だんなと妖たちは今日も大忙し。くすくす笑ってほろりと泣ける「しゃばけ」シリーズ第六弾。

著者プロフィール

畠中恵 ハタケナカ・メグミ

高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。また2016(平成28)年、「しゃばけ」シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞する。他に「まんまこと」シリーズ、「若様組」シリーズ、『つくもがみ貸します』『アコギなのかリッパなのか』『ちょちょら』『けさくしゃ』『うずら大名』『まことの華姫』などの作品がある。また、エッセイ集に『つくも神さん、お茶ください』がある。

しゃばけ倶楽部~バーチャル長崎屋~ (外部リンク)

目次

「鬼と小鬼」
――通町一帯を襲った大火に巻かれ(といっても煙を吸い込んだだけなんですけどね)意識を失った若だんなが、はたと目覚めると、そこは昼とも夜ともつかない川の畔……。幾度となく死にかけてはいたものの、数匹の鳴家をお供に、とうとう三途の川縁まで来てしまった若だんなですが、果たして無事、兄やたちが待つ長崎屋に帰れるのでしょうか。
「ちんぷんかん」
――妖退治で有名な広徳寺の僧侶、寛朝の愛弟子である秋英さんが大活躍するお話です。兄・松之助の縁談話の相談に寛朝のもとを訪れた若だんな。そこにもう一組の相談者が現れたため、そちらは秋英がお相手をすることに。しかし、この相談者、一筋縄ではいかないお相手だったのです。
「男ぶり」
――若だんなをお砂糖漬けのお菓子よりも甘やかしていらっしゃる旦那様の藤兵衛様と、奥様のおたえ様の馴れ初め大公開! 若き日のおたえ様が心を奪われたのは、役者似の整った顔立ちに気さくな笑顔が眩しい煙管屋の次男坊、辰二郎。望む縁談なら何でも叶うおたえ様なのに、どうして長崎屋の奉公人だった藤兵衛様と結ばれたのでしょうか。読後、幸せな結婚っていいな~と思える一編です。
「今昔」
――大火で全焼した家屋を新築した長崎屋。その祝いの最中に若だんなにもたらされたのは、松之助の縁談が決まったという、嬉しいけれど少し寂しい知らせ。でも、その祝い話も、陰陽師が操る不吉な式神や、貧乏神の金次の登場で、すっきり片付きそうもありません。いったい松之助さんの婚礼話はどうなっちゃうんでしょう?
「はるがいくよ」
――新築した長崎屋の離れの前に植えられた桜の大木から遣わされた花びらの精・小紅と若だんなの一瞬の邂逅を描いた物語です。人の何倍もの早さで成長する小紅の時間を何とか止めようと奮闘する若だんなの気持ちが切なくて、思わず泣けてしまいます。

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