本屋大賞に選ばれた新潮文庫作品をピックアップ! 過去に受賞した「全国の書店員がいちばん売りたい本」はコレだ!
第11回本屋大賞は、全国479書店605人による投票で、ノミネート10作品が選ばれ、その中から和田竜さんの『村上海賊の娘』が受賞しました。
これで新潮社から刊行された作品が本屋大賞を受賞するのは、4度目になります。
『博士の愛した数式』(小川洋子)が第1回本屋大賞を受賞し、続く第2回は『夜のピクニック』(恩田陸)が受賞しました。その後、4度のノミネートを経た伊坂幸太郎さんが『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞を受賞しています。
これら「全国の書店員がいちばん売りたい本」に選ばれた3作品は文庫で発売中です。また、第3回の受賞作であるリリー・フランキーさんの『東京タワー』も新潮文庫より刊行されています。
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博士の愛した数式 小川洋子 ![]() [ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。 ![]() ISBN:978-4-10-121523-5 発売日:2005/11/27 ![]()
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夜のピクニック 恩田陸 ![]() 高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。 ![]() ISBN:978-4-10-123417-5 発売日:2006/09/07 ![]()
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東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン― リリー・フランキー ![]() オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人──。四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。「東京でまた一緒に住もうか?」。ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る──。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。 ![]() ISBN:978-4-10-127571-0 発売日:2010/06/29 ![]()
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ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 ![]() 衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない──。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。 ![]() ISBN:978-4-10-125026-7 発売日:2010/11/29 ![]()
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2014年05月20日 文庫セレクト