司馬遼太郎が語る
国民作家、司馬遼太郎が日本に遺した貴重な声の記録。
歴史、経済、文学、医学……さまざまなアングルから発せられる言葉は、ただ一点「日本人とは何か」という問いに収斂されていく。
推薦の言葉



 わが国の、そして世界の「歴史」、ひいては「人間」への深い理解と共感とに裏打ちされた司馬遼太郎の「語り」には、さまざまな切り口のなかに、年月を超えた「本質」への洞察がある。こんにち、経済・社会のグローバル化と「文明の衝突」が繰り広げられる激動の現代においてこそ、私たちはその「語り」に真摯に耳を傾けるべきだろう。
 私たち「日本人」が、その進路を見失わないために。

トヨタ自動車株式会社会長 奥田 碩



 私は同じ本を二度読むことはほとんどない。が、唯一の例外がある。司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」だ。15歳でアメリカに旅たったとき。病床で生死の境をさまよったとき。ソフトバンクの株式を公開するとき。そして大きな志を抱いてブロードバンド事業に取り組んでいる今。人生の転機にあってひもとくのは決まって「竜馬がゆく」だった。そのたびに司馬さんが描く竜馬の生き様に勇気づけられてきたのである。その司馬さんが亡くなって来年で10年になる。日本の活力が失われていると言われる今、司馬さんの肉声は時代を超えて日本に再び高い志と勇気を与えることができると確信している。

ソフトバンク株式会社社長 孫 正義



 若いころから随分と司馬遼太郎さんの本を読んできた。二十年以上アメリカで生活し、日本を意識させられる機会が多かったこともあり、日本の来し方を描いた 司馬さんの作品にはずいぶんと共感したものだ。司馬さんが亡くなって、早くも十年が経過するが、作品の価値はグローバリゼーションの中でさらに輝きを放っている。今回、この講演集で、初めて日本の歴史・文化について語る司馬さんの肉声を聞き感激した。世界を舞台に働くビジネスマンをはじめ、多くの人に聞いてほしい。きっと日本人であることに胸を張れるだろう。

キヤノン株式会社会長 御手洗冨士夫

新潮CD「司馬遼太郎が語る」は1996年/98年に弊社から発売した新潮カセット「司馬遼太郎が語る」と同じ原盤を使用しています。
  • 司馬遼太郎が語る 第一集 建築に観る日本文化

    2,200円(定価)

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  • 司馬遼太郎が語る 第二集 歴史小説家の視点

    2,200円(定価)

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  • 司馬遼太郎が語る 第三集 草原からのメッセージ

    2,200円(定価)

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  • 司馬遼太郎が語る 第四集 文章日本語の成立

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  • 司馬遼太郎が語る 第五集 日本人と合理主義

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  • 司馬遼太郎が語る 第六集 私ども人類

    2,200円(定価)

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  • 司馬遼太郎が語る 第七集 キリスト教文化と日本

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  • 司馬遼太郎が語る 第八集 医学が変えた近代日本

    2,200円(定価)

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プロフィール
登録
司馬遼太郎 シバ・リョウタロウ

(1923-1996)大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

司馬遼太郎 著作一覧
  • 書籍(単行本)

    ドナルド・キーン著作集 第九巻 世界のなかの日本文化

    「これだからキーンさんの前ではうっかりしたことは言えない」と舌を巻いたのは、かの司馬遼太郎だった。司馬との対談二篇、安部公房との対談一篇など、奥が深く読みごたえのある対談・講演を選りすぐった。キーン氏の文化・歴史・芸術についての学識が光る。

    ISBN:978-4-10-647109-4  C-CODE:0395  発売日:2013/11/29

    3,960円(定価) 購入


    司馬遼太郎が描いた「新選組」の風景

    武術さかんなる故郷・多摩より、華やかなりし血風の京の都へ、さらには極寒の蝦夷地で迎えた悲劇的結末。あの名作『燃えよ剣』『新選組血風録』の舞台を辿る。小説の興奮が、美しいビジュアルと共によみがえる。はたして司馬遼太郎は、若き隊士たちの世界をいかに描き出したのか? 作家が残した「新選組」関連エッセイも収録。

    ISBN:978-4-10-602110-7  C-CODE:0321  発売日:2003/12/22

    1,430円(定価) 購入


    覇王の家〈新装版〉

    隷属忍従と模倣のうちに徳川三百年の礎を築きあげた徳川家康。日本人の民族性にまで影響を与えた家康の特異な思考法と行動原則を描き、その実像に迫る傑作長篇。

    ISBN:978-4-10-309741-9  C-CODE:0093  発売日:1997/09/22

    3,300円(定価) 購入


    峠〈新装版〉

    幕末。実力故に一介の武士から長岡藩筆頭家老に抜擢。藩の命運を担って維新史上最も激烈な“北越戦争”を展開、無念の夢を残して死んだ男。最後の武士・河井継之助の生涯。

    ISBN:978-4-10-309738-9  C-CODE:0093  発売日:1993/06/28

    4,070円(定価) 購入






    近江路散歩

    いつ訪れても近江路には光があふれている。渡来文化の香りが色濃くただよう石造物をはじめ寺社、城跡、旧道、街並、食物――近江ならではの魅力を探る。

    ISBN:978-4-10-601958-6  C-CODE:0326  発売日:1988/05/30

    1,650円(定価) 購入









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  • 新潮文庫

    司馬遼太郎が考えたこと 1―エッセイ1953.10~1961.10―

    歴史と文明、人間について天性の明るい知性で考えぬいた司馬遼太郎が、40年以上にわたる創作活動のかたわら書き残したエッセイを、年代を追って収録した集大成シリーズ。第1巻は、新聞記者時代から、『梟の城』で直木賞を受賞する前後まで。食や大阪、神戸についてのエッセイや、戦争中の極限的経験を綴った「それでも、死はやってくる」など、若き日の思索をたどる89篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115243-1  C-CODE:0195  発売日:2005/01/01

    880円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 2―エッセイ1961.10~1964.10 ―

    日本は高度経済成長時代を迎え、東京オリンピック開催に向けて国中が沸き立っていた。新聞社を辞め、職業作家として独立した司馬遼太郎は、『新選組血風録』『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』など、旺盛な創作活動を開始する。第2巻は、これら初期傑作の執筆余話のほか、「若い者は悪いか」「戦車と文明」等の時代と文明に関する論評、後年では稀となった身辺雑記など119篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115244-8  C-CODE:0195  発売日:2005/01/01

    825円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 3―エッセイ1964.10~1968.8―

    日本は経済大国の仲間入りを果たし、「昭和元禄」の繁栄が始まった。司馬遼太郎は、『国盗り物語』『関ケ原』など大作を次々に発表、1968(昭和43)年には『竜馬がゆく』がNHK大河ドラマとなり国中の喝采を得る。第3巻は、執筆の内輪を明かす「歴史小説を書くこと」、ベトナム戦争の泥沼に足を踏み込むアメリカと安穏とする日本を対比した「平和は難かしい」など129篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115245-5  C-CODE:0195  発売日:2005/02/01

    869円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 4―エッセイ1968.9~1970.2―

    吹き荒れる学園紛争の嵐は頂点に達し、1969年1月、東大安田講堂に機動隊が出動した。このころ、司馬遼太郎は新聞小説『坂の上の雲』を連載。さらに『城塞』『花神』など次々と長篇の執筆に取りかかる。第4巻は、「戦後、日本という国家が軽くなったので学生たちはやるせないのかもしれない」と嘆ずる「軽い国家」等、世情騒然とする中、ゆるぎない歴史観をもとに綴ったエッセイ65篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115246-2  C-CODE:0195  発売日:2005/03/01

    737円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 5―エッセイ1970.2~1972.4―

    1970(昭和45)年、大阪万国博覧会が開催され、日本は平和と繁栄を謳歌する時代に入った。いっぽうこの頃、よど号乗っ取り事件や浅間山荘事件など世の中に衝撃を与える事件が相次ぐ。司馬遼太郎は『世に棲む日日』『城塞』『覇王の家』などを執筆、さらにライフワーク『街道をゆく』の連載も開始した。第5巻は三島由紀夫の割腹自殺について論じた「異常な三島事件に接して」など65篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115247-9  C-CODE:0195  発売日:2005/04/01

    781円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 6―エッセイ1972.4~1973.2―

    1972年7月、田中角栄が総理に就任。国中が列島改造ブームに沸くが、これは地価高騰とインフレを促進する結果となった。このころ司馬遼太郎は『花神』を刊行。1973年、『国盗り物語』がNHK大河ドラマになり、「国民作家」の名が定着する。この巻は連載完結の感慨を綴る「『坂の上の雲』を書き終えて」の他、戦争時代の体験から日本の奇妙さに思いを馳せる「戦車の壁の中で」など39篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115248-6  C-CODE:0195  発売日:2005/05/01

    781円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 7―エッセイ1973.2~1974.9―

    1973年10月、第四次中東戦争が勃発、日本中に石油ショックの激震が走った。町からネオンが消え、主婦はトイレットペーパーを求めて奔走、世間に漠然とした“終末観”が流れる。このころ司馬遼太郎は『空海の風景』の連載を開始。いっぽうベトナムなど活発に海外を旅行して、文明と文化に関する独自の考察を深めた。この巻にはルバング島帰還兵・小野田寛郎氏への戸惑いを綴る「服従について」など58篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115249-3  C-CODE:0195  発売日:2005/06/01

    781円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 8―エッセイ1974.10~1976.9―

    1974年12月、田中角栄首相が金脈問題で退陣した。このころ司馬遼太郎は『播磨灘物語』『翔ぶが如く』などを刊行。また「列島改造論」に象徴されるように国中が「民族をあげて不動産屋になった」状況に危機感を抱き、手作りの対談集『土地と日本人』をまとめる。この巻は、日本作家代表団の一員として戦後初訪問した中国の印象記や、田中角栄の功罪を論じた「一つの錬金機構の潰え」など67篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115250-9  C-CODE:0195  発売日:2005/07/01

    825円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 9―エッセイ1976.9~1979.4―

    1978年8月、日中平和友好条約が調印され、中国との国交が回復した。いっぽう国内は第二次石油ショックなどの影響で経済が停滞、「不確実性の時代」が流行語となる。このころ司馬遼太郎は『翔ぶが如く』の刊行を完結、『胡蝶の夢』の連載を開始した。この巻は、「新疆ウイグル自治区を訪ねて」や日本と中国の成り立ちを対比して考察した「砂鉄がつくった歴史の性格」など73篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115251-6  C-CODE:0195  発売日:2005/08/01

    825円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 10―エッセイ1979.4~1981.6―

    1980年代を迎えた日本は「成熟社会」に入った。自動車摩擦で政府が対米輸出自主規制に踏み切るいっぽう、国内では「新宿バス放火事件」、「金属バット殺人事件」など陰惨な事件が相次ぐ。このころ司馬遼太郎は『胡蝶の夢』『項羽と劉邦』を刊行、さらに『ひとびとの跫音』の連載を開始した。この巻は多彩な文学・美術論や「天山の麓の緑のなかで」等のシルクロード紀行など55篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115252-3  C-CODE:0195  発売日:2005/09/01

    825円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 11―エッセイ1981.7~1983.5―

    1982年2月、ホテル=ニュージャパン火災、日航機羽田沖墜落が相次いで発生。同年9月には三越事件で岡田社長が退陣、企業のモラルを問われる事件が続いた。このころ司馬遼太郎は『菜の花の沖』を刊行、『箱根の坂』の連載を開始。芸術院会員に選ばれながら、なお旺盛な創作活動を続けている。この巻は、武士の生活について書いた「男子の作法」「六三郎の婚礼」の他、上方論、作家論など55篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115253-0  C-CODE:0195  発売日:2005/10/01

    781円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 12―エッセイ1983.6~1985.1―

    1983年10月、ロッキード裁判一審で田中角栄元首相に懲役4年、追徴金5億円の実刑判決が下りた。1984年3月には「グリコ事件」が発生、「劇場型犯罪」が世間を騒がせる。このころ司馬遼太郎は『箱根の坂』を刊行、『韃靼疾風録』の連載を開始している。この巻は、「捨てられかけた日本語」「文章における耳と目」等の日本語論、環境問題を論じた「訴えるべき相手がないまま」など63篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115254-7  C-CODE:0195  発売日:2005/11/01

    781円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 13―エッセイ1985.1~1987.5―

    1985年9月、プラザ合意が成立。急速な円高が進行し、日本はバブル景気に沸き返った。いっぽう豊田商事会長刺殺など経済事件も多発。このころ司馬遼太郎は『アメリカ素描』を連載、また『この国のかたち』の執筆を開始している。1987年、『ロシアについて―北方の原形』で読売文学賞を受賞。この巻は「義経と静御前」「時代を超えた竜馬の魅力」「私の古代像」や近藤紘一への弔辞など54篇。

    ISBN:978-4-10-115255-4  C-CODE:0195  発売日:2005/12/01

    825円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 14―エッセイ1987.5~1990.10―

    1989年1月、昭和天皇崩御。元号は平成に変った。1990年1月、株式が大暴落。「バブル崩壊」で日本経済は低迷の時代を迎える。このころ司馬遼太郎は『韃靼疾風録』を刊行、『街道をゆく』の取材でイギリス、オランダ等を旅行している。この巻は、昭和天皇への思いを綴った「空に徹しぬいた偉大さ」、小学校国語教科書のために執筆した「二十一世紀に生きる君たちへ」など70篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115256-1  C-CODE:0195  発売日:2006/01/01

    825円(定価) 購入


    司馬遼太郎が考えたこと 15―エッセイ1990.10~1996.2―

    1995年1月、阪神・淡路大震災、3月には地下鉄サリン事件と大惨事が続く。司馬遼太郎は『街道をゆく』『この国のかたち』『風塵抄』の連載なかばにして、1996年2月12日夜、腹部大動脈瘤破裂のため急逝した。享年72。この巻は、被災者を励ます「世界にただ一つの神戸」、小説家になった動機を明かす「なぜ小説を書くか」「二十二歳の自分への手紙」など、絶筆までのエッセイ95篇を収録。

    ISBN:978-4-10-115257-8  C-CODE:0195  発売日:2006/02/01

    825円(定価) 購入


    峠〔上〕

    幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。

    ISBN:978-4-10-115240-0  C-CODE:0193  発売日:2003/10/25

    825円(定価) 購入


    峠〔中〕

    旅から帰った河井継之助は、長岡藩に戻って重職に就き、洋式の新しい銃器を購入して富国強兵に努めるなど藩政改革に乗り出す。ちょうどそのとき、京から大政奉還の報せが届いた。家康の幕将だった牧野家の節を守るため上方に参りたいという藩主の意向を汲んだ河井は、そのお供をし、多数の藩士を従えて京へ向う。風雲急を告げるなか、一藩士だった彼は家老に抜擢されることになった。

    ISBN:978-4-10-115241-7  C-CODE:0193  発売日:2003/10/25

    869円(定価) 購入


    峠〔下〕

    開明論者であり、封建制度の崩壊を見通しながら、継之助が長岡藩をひきいて官軍と戦ったという矛盾した行動は、長岡藩士として生きなければならないという強烈な自己規律によって武士道に生きたからであった。西郷・大久保や勝海舟らのような大衆の英雄の蔭にあって、一般にはあまり知られていない幕末の英傑、維新史上最も壮烈な北越戦争に散った最後の武士の生涯を描く力作長編。

    ISBN:978-4-10-115242-4  C-CODE:0193  発売日:2003/10/25

    737円(定価) 購入


    覇王の家〔上〕

    徳川三百年――戦国時代の騒乱を平らげ、長期政権(覇王の家)の礎を隷属忍従と徹底した模倣のうちに築き上げた徳川家康。三河松平家の後継ぎとして生まれながら、隣国今川家の人質となって幼少時を送り、当主になってからは甲斐、相模の脅威に晒されつつ、卓抜した政治力で地歩を固めて行く。おりしも同盟関係にあった信長は、本能寺の変で急逝。秀吉が天下を取ろうとしていた……。

    ISBN:978-4-10-115238-7  C-CODE:0193  発売日:2002/04/20

    737円(定価) 購入


    覇王の家〔下〕

    戦国時代の混沌の中から「覇王の家」を築き上げた家康の、勝者の条件とはいったい何だったのか……。小牧・長久手の戦いで、時の覇者秀吉を事実上破った徳川家康。その原動力は、三河武士団という忠誠心の異常に強い集団の存在にあった。信長や秀吉とは異なる家康の捕らえがたい性格を、三河の風土の中に探り、徳川三百年の精神的支柱を明かしつつ、日本人の民族性の謎にまで迫る。

    ISBN:978-4-10-115239-4  C-CODE:0193  発売日:2002/04/20

    693円(定価) 購入


    草原の記

    史上空前の大帝国をつくりだしたモンゴル人は、いまも高燥な大草原に変わらぬ営みを続けている。少年の日、蒙古への不思議な情熱にとらわれた著者が、遥かな星霜を経て出会った一人のモンゴル女性。激動の20世紀の火焔を浴び、ロシア・満洲・中国と国籍を変えることを余儀なくされ、いま凜々しくモンゴルの草原に立つその女性をとおし、遊牧の民の歴史を語り尽くす、感動の叙事詩。

    ISBN:978-4-10-115237-0  C-CODE:0195  発売日:1995/10/01

    539円(定価) 購入


    アメリカ素描

    普遍性があって便利で快適なものを生み出すのが文明であるとすれば、いまの地球上にはアメリカ以外にそういうモノやコト、もしくは思想を生みつづける地域はないのではないか。――初めてこの地を旅した著者が、普遍的で合理的な「文明」と、むしろ不合理な、特定の集団(たとえば民族)でのみ通用する「文化」を見分ける独自の透徹した視点から、巨大な人工国家の全体像に迫る。

    ISBN:978-4-10-115236-3  C-CODE:0195  発売日:1989/04/25

    869円(定価) 購入


    風神の門〔上〕

    猿飛佐助の影となって徳川に立向った忍者霧隠才蔵と真田十勇士たち。屈曲した情熱を秘めた忍者たちの人間味あふれる波瀾の生涯。

    ISBN:978-4-10-115234-9  C-CODE:0193  発売日:1987/12/29

    781円(定価) 購入


    風神の門〔下〕

    猿飛佐助の影となって徳川に立向った忍者霧隠才蔵と真田十勇士たち。屈曲した情熱を秘めた忍者たちの人間味あふれる波瀾の生涯。

    ISBN:978-4-10-115235-6  C-CODE:0193  発売日:1987/12/29

    781円(定価) 購入


    項羽と劉邦〔上〕

    紀元前3世紀末、秦の始皇帝は中国史上初の統一帝国を創出し戦国時代に終止符をうった。しかし彼の死後、秦の統制力は弱まり、陳勝・呉広の一揆がおこると、天下は再び大乱の時代に入る。――これは、沛のごろつき上がりの劉邦が、楚の猛将・項羽と天下を争って、百敗しつつもついに楚を破り漢帝国を樹立するまでをとおし、天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語である。

    ISBN:978-4-10-115231-8  C-CODE:0193  発売日:1984/09/25

    880円(定価) 購入


    項羽と劉邦〔中〕

    叔父・項梁の戦死後、反乱軍の全権を握った項羽は、鉅鹿の戦いで章邯将軍の率いる秦の主力軍を破った。一方、別働隊の劉邦は、そのすきに先んじて関中に入り函谷関を閉ざしてしまう。これに激怒した項羽は、一気に関中になだれこみ、劉邦を鴻門に呼びつけて殺そうとするが……。勇猛無比で行く所敵なしの項羽。戦さべただがその仁徳で将に恵まれた劉邦。いずれが天下を制するか?

    ISBN:978-4-10-115232-5  C-CODE:0193  発売日:1984/09/25

    781円(定価) 購入


    項羽と劉邦〔下〕

    楚漢の天下争いは勝負がつかない。圧倒的な項羽軍の前に、穀倉のある山にのぼってこれと対峙する劉邦軍。やがて和議成って故郷に帰る項羽軍を劉邦は追撃し垓下に囲む。ある夜、包囲軍の中から楚の国の歌が湧き上がるのを聞いた項羽は、楚人はことごとく漢に降伏したかと嘆き、天が我を滅ぼしたことを知る。あらゆる人物の典型を描出しながら、絢爛たる史記の世界を甦らせた歴史大作。

    ISBN:978-4-10-115233-2  C-CODE:0193  発売日:1984/09/25

    781円(定価) 購入


    胡蝶の夢 一

    黒船来航で沸き立つ幕末。それまでの漢方医学一辺倒から、にわかに蘭学が求められるようになった時代を背景に、江戸幕府という巨大組織の中で浮上していった奥御医師の蘭学者、松本良順。悪魔のような記憶力とひきかえに、生まれついてのはみ出し者として短い一生を閉じるほかなかった彼の弟子、島倉伊之助。変革の時代に、蘭学という鋭いメスで身分社会の掟を覆していった男たち。

    ISBN:978-4-10-115227-1  C-CODE:0193  発売日:1983/11/25

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    胡蝶の夢 二

    幕末海軍の教師団にポンペという軍医のいることを知った松本良順は、あらゆる圧力を断ち切って長崎に走る。やがて佐渡から語学の天才である弟子の伊之助を呼びよせた良順は、ポンペを師に迎え、まったく独力で医学伝習所を開講し、あわせて付属病院を建てる。ひろく庶民に門戸をひらいたこの病院は、身分で閉ざされた社会に、錐でもみ込むように西欧の平等思想を浸透させてゆく。

    ISBN:978-4-10-115228-8  C-CODE:0193  発売日:1983/11/25

    825円(定価) 購入


    胡蝶の夢 三

    ポンペの帰国とともに江戸の医学所の頭取となった松本良順は、緊張した時局の中で不眠に苦しんでいる一橋慶喜の主治医となり、阿片を用いてこれを治す。一方、語学の天才・伊之助は「七新薬」という蘭方の医書を刊行するまでになったが、その特異な性格が周囲に容れられず、再び佐渡に逼塞する。また、赤貧のなかでポンペ医学を修めた関寛斎は、請われて阿波蜂須賀家の侍医となる。

    ISBN:978-4-10-115229-5  C-CODE:0193  発売日:1983/12/25

    781円(定価) 購入


    胡蝶の夢 四

    瓦解する幕府の海陸軍軍医総裁となった松本良順は、官軍の来襲とともに江戸を脱出し会津に向かう。他方、ともにポンペ医学を学んだ関寛斎も、官軍野戦病院長として会津に進軍し良順と対峙する。そして、激動のなかで何らなすところなく死んでゆく伊之助。徳川政権の崩壊を、権力者ではなく、蘭学という時代を先取りした学問を学んだ若者たちの眼を通して重層的に映し出した歴史長編。

    ISBN:978-4-10-115230-1  C-CODE:0193  発売日:1983/12/25

    781円(定価) 購入


    歴史と視点―私の雑記帖―

    歴史小説に新しい時代を画した司馬遼太郎の発想の源泉は何か? 帝国陸軍が史上初の惨敗を喫したノモンハンの戦いを、太平洋戦争を戦車隊員として戦った自身の体験と重ね合わせながらふりかえり、敗戦に至る壮大な愚行に対する一つの視点を呈示するなど、時代の諸相を映し出す歴史の搏動をとらえつつ、積年のテーマ“権力とは”、“日本人とは”に迫る独自な発想と自在な思索の軌跡。

    ISBN:978-4-10-115226-4  C-CODE:0195  発売日:1980/05/27

    572円(定価) 購入


    馬上少年過ぐ

    戦国の争乱期に遅れて僻遠の地に生まれたが故に、奥羽の梟雄としての位置にとどまらざるをえなかった伊達政宗の生涯を描いた『馬上少年過ぐ』。英国水兵殺害事件にまきこまれた海援隊士の処置をめぐって、あわただしい動きを示す坂本竜馬、幕閣、英国公使らを通して、幕末の時代像の一断面を浮彫りにした『慶応長崎事件』。ほかに『英雄児』『喧嘩草雲』『重庵の転々』など全7編を収録する。

    ISBN:978-4-10-115224-0  C-CODE:0193  発売日:1978/11/27

    737円(定価) 購入


    果心居士の幻術

    超人的な力の持主であるがゆえに、戦国時代の武将たちの運命を左右しながらも、やがては恐れられ殺されていった忍者たちの不可思議な生き様を描いた「果心居士の幻術」「飛び加藤」。そのほか、日本建国の神話に題材を取った「八咫烏」から、幕末・新選組の裏面史を扱った「壬生狂言の夜」まで、歴史の中に埋もれた興味深い人物・事件の数々を掘りおこした作品集。

    ISBN:978-4-10-115223-3  C-CODE:0193  発売日:1977/11/01

    572円(定価) 購入


    城塞〔上〕

    秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。

    ISBN:978-4-10-115220-2  C-CODE:0193  発売日:1976/12/17

    924円(定価) 購入


    城塞〔中〕

    秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。

    ISBN:978-4-10-115221-9  C-CODE:0193  発売日:1976/12/17

    869円(定価) 購入


    城塞〔下〕

    秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。

    ISBN:978-4-10-115222-6  C-CODE:0193  発売日:1976/12/17

    869円(定価) 購入


    花神〔上〕

    周防の村医から一転して官軍総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげた、日本近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く。

    ISBN:978-4-10-115217-2  C-CODE:0193  発売日:1976/09/01

    781円(定価) 購入


    花神〔中〕

    周防の村医から一転して官軍総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげた、日本近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く。

    ISBN:978-4-10-115218-9  C-CODE:0193  発売日:1976/09/01

    825円(定価) 購入


    花神〔下〕

    周防の村医から一転して官軍総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげた、日本近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く。

    ISBN:978-4-10-115219-6  C-CODE:0193  発売日:1976/09/01

    869円(定価) 購入


    関ケ原〔上〕

    「この三成あるかぎり、ゆめゆめ家康めに大権をぬすまれるようなことは致しませぬ」主君秀吉の遺命を固く守り、豊臣家安泰を守ろうとする石田三成。戦を起こし豊臣政権の簒奪を図る老獪な智謀の将・徳川家康。天下分け目の決戦に際し、己の生き方を求め思惑錯綜する戦国武将たちの人間像を浮き彫りにする傑作長編。

    ISBN:978-4-10-115212-7  C-CODE:0193  発売日:1974/06/24

    825円(定価) 購入


    関ケ原〔中〕

    秀吉の死後、天下が騒然とする中、能吏にして人に媚びることをしない三成を憎む秀吉恩顧の戦場一筋の武将たちは、彼の追放を図る。要職を辞し、居城の佐和山への退隠を余儀なくされた三成。その一方、天下の簒奪に取り掛った家康は、周到な謀略を巡らし、秀頼の命を奉ずる福島正則・加藤清正ら反三成派の武将たちを次々と籠絡していく。

    ISBN:978-4-10-115213-4  C-CODE:0193  発売日:1974/06/27

    825円(定価) 購入


    関ケ原〔下〕

    石田三成・島左近・大谷吉継・島津義弘・小西行長・宇喜多秀家・安国寺恵瓊・小早川秀秋。徳川家康・福島正則・藤堂高虎・黒田長政・山内一豊・細川忠興。天下取りの見果てぬ夢を追い求めて、関ケ原に群れ集った十数万の戦国将兵たち。彼らはいかにして明日の天下に命運をつなぎ、また亡び去ったのか? 壮大なる人間ドラマ、波瀾の完結。

    ISBN:978-4-10-115214-1  C-CODE:0193  発売日:1974/07/02

    825円(定価) 購入


    新史 太閤記〔上〕

    日本史上、もっとも巧みに人の心を捉えた“人蕩し”の天才、豊臣秀吉。生れながらの猿面を人間的魅力に転じ、見事な演出力で次々に名将たちを統合し、ついに日本六十余州を制覇した英雄の生涯を描く歴史長編。古来、幾多の人々に読みつがれ、日本人の夢とロマンを育んできた物語を、冷徹な史眼と新鮮な感覚によって今日の社会に甦らせたもっとも現代的な太閤記である。

    ISBN:978-4-10-115210-3  C-CODE:0193  発売日:1973/05/25

    935円(定価) 購入


    新史 太閤記〔下〕

    備中高松城を水攻めのさなか本能寺の変を伝え聞いた秀吉は、“中国大返し”と語り伝えられる強行軍で京都にとって返し、明智光秀を討つ。柴田勝家、徳川家康ら、信長のあとを狙う重臣たちを、あるいは懐柔し、あるいは討ち滅ぼすその稀代の智略は、やがて日本全土の統一につながってゆく。常に乱世の英雄を新しい視角から現代に再現させる司馬遼太郎の「国盗り物語」に続く戦国第二作。

    ISBN:978-4-10-115211-0  C-CODE:0193  発売日:1973/05/25

    880円(定価) 購入


    燃えよ剣〔上〕

    幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。「竜馬がゆく」と並び、“幕末もの”の頂点をなす長編。

    ISBN:978-4-10-115208-0  C-CODE:0193  発売日:1972/05/30

    869円(定価) 購入


    燃えよ剣〔下〕

    元治元年六月の池田屋事件以来、京都に血の雨が降るところ、必ず土方歳三の振るう大業物和泉守兼定があった。新選組のもっとも得意な日々であった。やがて鳥羽伏見の戦いが始まり、薩長の大砲に白刃でいどんだ新選組は無残に破れ、朝敵となって江戸へ逃げのびる。しかし、剣に憑かれた歳三は、剣に導かれるように会津若松へ、函館五稜郭へと戊辰の戦場を血で染めてゆく。

    ISBN:978-4-10-115209-7  C-CODE:0193  発売日:1972/06/15

    869円(定価) 購入


    国盗り物語〔一〕

    貧しい油売りから美濃国主になった斎藤道三、天才的な知略で天下統一を計った織田信長。新時代を拓く先鋒となった英雄たちの生涯。

    ISBN:978-4-10-115204-2  C-CODE:0193  発売日:1971/12/02

    880円(定価) 購入


    国盗り物語〔二〕

    貧しい油売りから美濃国主になった斎藤道三、天才的な知略で天下統一を計った織田信長。新時代を拓く先鋒となった英雄たちの生涯。

    ISBN:978-4-10-115205-9  C-CODE:0193  発売日:1971/12/02

    880円(定価) 購入


    国盗り物語〔三〕

    貧しい油売りから美濃国主になった斎藤道三、天才的な知略で天下統一を計った織田信長。新時代を拓く先鋒となった英雄たちの生涯。

    ISBN:978-4-10-115206-6  C-CODE:0193  発売日:1971/12/22

    880円(定価) 購入


    国盗り物語〔四〕

    貧しい油売りから美濃国主になった斎藤道三、天才的な知略で天下統一を計った織田信長。新時代を拓く先鋒となった英雄たちの生涯。

    ISBN:978-4-10-115207-3  C-CODE:0193  発売日:1971/12/22

    1,100円(定価) 購入


    人斬り以蔵

    自己流の暗殺剣法を編み出し、盲目的な殺し屋として幕末の世を震えあがらせた岡田以蔵の数奇な生涯を追跡する表題作。日本陸軍建軍の祖といわれる大村益次郎の半生を綴った『鬼謀の人』ほか、『割って、城を』『おお、大砲』『言い触らし団右衛門』『売ろう物語』など。時代の変革期に生きた人間の内面を鋭く抉り、長編とはまた異なる味わいの、人間理解の冴えを見せる好短編、全8編。

    ISBN:978-4-10-115203-5  C-CODE:0193  発売日:1969/12/15

    825円(定価) 購入


    梟の城

    信長、秀吉……権力者たちの陰で、凄絶な死闘を展開する二人の忍者の生きざまを通して、かげろうの如き彼らの実像を活写した長編。

    ISBN:978-4-10-115201-1  C-CODE:0193  発売日:1965/05/04

    979円(定価) 購入



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