山本周五郎長篇小説全集 第十七巻 天地静大(上)
1,650円(税込)
発売日:2014/07/25
- 書籍
何を為し、いかに生きるべきか! 「脚注」で、さらに深まる物語の味わい。
勤王か佐幕か――。幕末動乱期、東北の雄藩と境を接し、時代の大波に揉まれる一小藩。不安と懼れから、若者たちが妄動する中、杉浦透は、江戸で学問に専念することを一人決意する。一方、水谷郷臣は、時代を読む目を持ちながら、藩主の弟という立場ゆえ苦しむ。悩み惑う若者たちの姿を通して、人間の強さと弱さを見つめた傑作。
目次
松川湖にて
焦げる空
灰と霜
静かな人
若い不安
血の絆
椿の散るとき
脱走
雪しぶき
桃の宵
二つの黒子
帰郷
焦げる空
灰と霜
静かな人
若い不安
血の絆
椿の散るとき
脱走
雪しぶき
桃の宵
二つの黒子
帰郷
付録
主要登場人物一覧
地図
地図
書誌情報
読み仮名 | ヤマモトシュウゴロウチョウヘンショウセツゼンシュウ17テンチセイダイ1 |
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シリーズ名 | 全集・著作集 |
全集双書名 | 山本周五郎長篇小説全集 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | 四六判変型 |
頁数 | 392ページ |
ISBN | 978-4-10-644057-1 |
C-CODE | 0393 |
ジャンル | 全集・選書、文学賞受賞作家 |
定価 | 1,650円 |
著者プロフィール
山本周五郎
ヤマモト・シュウゴロウ
(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。
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