ホーム > 書籍詳細:山本周五郎長篇小説全集 第二十巻 新潮記・ちくしょう谷

山本周五郎長篇小説全集 第二十巻 新潮記・ちくしょう谷

山本周五郎/著

1,760円(税込)

発売日:2014/09/26

  • 書籍

何が彼を変えたのか――。「脚注」で読む、新しい感動、新しい周五郎。

江戸で剣術修業をする朝田隼人は短気な一徹者だった。が、兄の決闘による死を聞き国許に戻ってからは、なぜか温厚になり、やがて道場を辞して流人村の木戸番頭を志願する……。兄を謀殺された男のある決断を通して、「罪」と「ゆるし」に迫る問題作『ちくしょう谷』。幕末期、自らの使命に目覚める青年を描く感動作『新潮記』。

目次
新潮記
風雪の中
父子
柿崎兄妹
暦日
道草
常陸びと
竹隈
皂莢小路

笛の客
再会
三当旗
高原の風
甲冑
秋の水
ちくしょう谷
山本周五郎を読む
山本周五郎と私  水谷昭夫
解説  奥野政元
付録
主要登場人物一覧
地図

書誌情報

読み仮名 ヤマモトシュウゴロウチョウヘンショウセツゼンシュウ20シンチョウキチクショウダニ
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 山本周五郎長篇小説全集
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 464ページ
ISBN 978-4-10-644060-1
C-CODE 0393
ジャンル 評論・文学研究、全集・選書、文学賞受賞作家
定価 1,760円

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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