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山本周五郎長篇小説全集 第十一巻 ながい坂(上)

山本周五郎/著

1,870円(税込)

発売日:2014/02/21

  • 書籍

これは俺が選んだ道だ——。「脚注」で読む、新しい感動、新しい周五郎。

下級武士の子として生れた小三郎は、八歳の時に人生を決定づける理不尽な出来事に遭遇する。その後、学問と武芸で頭角を現し、若き藩主の側近に抜擢された彼は、藩政改革に乗り出してゆく。しかし、藩内の風当たりは強い。さらに藩主継承をめぐる陰謀が企てられていた……。一歩一歩困難を乗り越えてゆく男の、矜持ある人生。

目次
森番小屋にて
 一
森番小屋にて
 二
仁山村にて
 三
山根邸にて
 四
佐渡屋仮宅にて
 五
森番小屋にて
 六
滝沢邸にて
 七
銀杏屋敷にて
 八
梅の井にて
 九
銀杏屋敷にて
 十
平野屋にて
 十一
森番小屋にて
 十二
孤独の部屋
 十三
銀杏屋敷にて
 十四
阿部家にて
 十五
付録
 藩主三代系図
 主要登場人物一覧

書誌情報

読み仮名 ヤマモトシュウゴロウチョウヘンショウセツゼンシュウ11ナガイサカ1
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 山本周五郎長篇小説全集
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 504ページ
ISBN 978-4-10-644051-9
C-CODE 0393
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 1,870円

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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