ホーム > 書籍詳細:山本周五郎長篇小説全集 第十九巻 風雲海南記

山本周五郎長篇小説全集 第十九巻 風雲海南記

山本周五郎/著

1,980円(税込)

発売日:2014/08/27

  • 書籍

いったい俺は、何者なんだ――。〈脚注〉で楽しむ、新しい山本周五郎。

七歳で浅草の寺に預けられ成長した乙貝英三郎。出自に悩み、進むべき道を思い迷うなか、図らずも四国の西条一柳家と分家の抗争に巻き込まれる。家伝の秘書をめぐる虚々実々の駆引き、周到に仕掛けられた奸計、血潮に染まる剣戟。ついに英三郎は陰謀の張本人と、その陰に潜む幕府の枢軸に闘いを挑む……。血湧き肉躍る大活劇!

目次
江戸っ児
山茶花
雲影
雨夜の灯

図書の死
町の風聞
勝者敗者
春雷

闇の声
波紋
闇を見る眼
鐘韻
巷の風
夜襲
 年代記抄
海港市
決闘
密使
雲動く
呂宋略誌
無明の道
帰雁の譜
あとがき
作者の言葉 山本周五郎
山本周五郎を読む
山本周五郎と私 和田 竜
解説 縄田一男
付録
主要登場人物一覧
地図

書誌情報

読み仮名 ヤマモトシュウゴロウチョウヘンショウセツゼンシュウ19フウウンカイナンキ
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 山本周五郎長篇小説全集
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 616ページ
ISBN 978-4-10-644059-5
C-CODE 0393
ジャンル 全集・選書、文学賞受賞作家
定価 1,980円

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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