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山本周五郎長篇小説全集 第十八巻 天地静大(下)

山本周五郎/著

1,650円(税込)

発売日:2014/07/25

  • 書籍

何を為し、いかに生きるべきか! 「脚注」で、さらに深まる物語の味わい。

勤王か佐幕か――。幕末動乱期、東北の雄藩と境を接し、時代の大波に揉まれる一小藩。不安と懼れから、若者たちが妄動する中、杉浦透は、江戸で学問に専念することを一人決意する。一方、水谷郷臣は、時代を読む目を持ちながら、藩主の弟という立場ゆえ苦しむ。悩み惑う若者たちの姿を通して、人間の強さと弱さを見つめた傑作。

目次
花火の海
涼風
障子の眼
朝顔の日記
事すべて善し
落合う水

遠い燈火
転変
静かなる山河
作者の言葉  山本周五郎
山本周五郎を読む
山本周五郎と私  河盛好蔵
解説  木村一信
付録
主要登場人物一覧
地図

書誌情報

読み仮名 ヤマモトシュウゴロウチョウヘンショウセツゼンシュウ18テンチセイダイ2
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 山本周五郎長篇小説全集
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 400ページ
ISBN 978-4-10-644058-8
C-CODE 0393
ジャンル 全集・選書、文学賞受賞作家
定価 1,650円

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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