ホーム > 書籍詳細:山本周五郎長篇小説全集 第二十一巻 虚空遍歴(上)

山本周五郎長篇小説全集 第二十一巻 虚空遍歴(上)

山本周五郎/著

1,650円(税込)

発売日:2014/10/24

  • 書籍

俺は、必ず、物にしてみせる――。「脚注」で、さらに深まる物語の味わい。

侍の身分を捨て、芸に生きる決心をした中藤冲也。端唄の評判にも浮かれず、新作浄瑠璃を書き上げるが、その成功は金の力だとの陰口。ならば、真に人々の心を打つ芸を究めたいと、江戸での恵まれた暮しを捨て、上方をめざすが、それは挫折と病いに苛まれる苦難の道だった……。己の才に人生を賭けた男の孤独な魂を描く傑作。

目次
虚空遍歴

付録
主要登場人物一覧
地図

書誌情報

読み仮名 ヤマモトシュウゴロウチョウヘンショウセツゼンシュウ21 コクウヘンレキ1
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 山本周五郎長篇小説全集
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 392ページ
ISBN 978-4-10-644061-8
C-CODE 0393
ジャンル 全集・選書、文学賞受賞作家
定価 1,650円

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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