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山本周五郎長篇小説全集 第二十五巻 火の杯

山本周五郎/著

1,760円(税込)

発売日:2015/01/23

  • 書籍

この世界では、「善」は飾り物にすぎない――。感動がさらに深まる脚注付。

日本屈指の財閥の御曹子として生れた御池康彦は、その出生の秘密ゆえに、閉ざされた失意の青春を過す。戦後の混乱期、財閥解体の荒波をなんとか逃れようとする人々は、康彦を別人に仕立てあげ、罪に落とし、命まで奪おうとしていた……。時代に翻弄される青年の孤独な魂の彷徨と、その再生を描く、周五郎ならではの本格小説!

目次
高原の夜
東京の夜
来訪者
マカロニとスパゲティ
湖畔にて
仮名の生
裸ショウ
冬の部屋
風と雪
夜の眺め
埃立つ街
抵抗
春浅く
遠いこだま
作者の言葉  山本周五郎
山本周五郎を読む
山本周五郎と私  西村賢太
解説  川島秀一
付録
主要登場人物一覧
地図

書誌情報

読み仮名 ヤマモトシュウゴロウチョウヘンショウセツゼンシュウ25ヒノサカズキ
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 山本周五郎長篇小説全集
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 456ページ
ISBN 978-4-10-644065-6
C-CODE 0393
ジャンル 全集・選書、文学賞受賞作家
定価 1,760円

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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