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新潮講座 2月23日は東洋経済新報社の大坂直樹氏です

 来週末、多くの読書人が待ちわびている村上春樹さんの新作『騎士団長殺し』が発売になります。一社員としても、楽しみにしております。

201702160001.jpg  さてその『騎士団長殺し』発売の前日は、新潮講座「売れる読まれる鉄道企画」の第2回目、東洋経済新報社の大坂直樹氏を講師にお迎えします。大坂氏は現在東洋経済オンラインの記者として記事を書いていらっしゃいます。独特のタイトル、ストレートに言えば売れる読まれるタイトルをつけて、読者を惹きつけています。その効果は絶大です。
 私もその恐るべき威力を体感しました。昨年9月、『昭和天皇御召列車全記録』という書籍を編集しました。その本の中のいくつかの記事をまとめて、東洋経済オンラインに載せて貰えないかとご提案をいただき、もちろん二つ返事で承諾、記事を掲載していただきました
 その結果、記事アップ当日中にアマゾンから在庫が消えました。書店さんからも追加注文をいただきました。このことからもいかにアクセス数が多いかが実感できました。

 このように書籍の販売もWeb記事での広報活動は欠かせないものになり、あらゆる機会を捉えて関連記事を書くことは編集者の重要な仕事になっています。各社、かなり力を入れております。
 当日は聞き手として、このWebの成功秘話ならびに、鉄道企画の立て方や書き方などじっくり伺う予定です。ただその前にどうしてもうかがいたいのは、「週刊東洋経済」2008年4月19日号で組んだ鉄道大特集についてです。この特集は衝撃的でした。ビジネス誌が鉄道特集、しかも軽い旅モノではなく、真っ正面から鉄道ビジネスの現在を切り取って、大特集を展開したのです。
 「東洋経済」「ダイヤモンド」は必要に応じて拾い読みする程度でしたが、この号は、熟読玩味しました。鉄道趣味系の雑誌では到底まねの出来ない内容ばかり。しかも趣味誌では敬遠されがちな海外の話題もたっぷり書かれていました。
 この特集が企画として上がった経緯や発売後の反響など、もう時効という話も含めて伺おうと思います。
 現在絶好調の東洋経済オンラインのひとつの柱として鉄道記事の充実があると私は推測しております。この見立ては見当違いの可能性もありますが、2008年の「鉄道特集」と現在の東洋経済オンライン両方に関わっている、大坂さんにお話しを伺うことで、文字通り「売れる読まれる」鉄道企画の実際について、根掘り葉掘り話をお聞きしたいと思います。
 これから編集者を目指す若い人から現在編集の仕事をされている人、またライターを目指す人は、編集者が何を考えているかを知る良い機会だと思いますので、是非ご参加ください。
 当日でも受け付けております。皆様のご来場をお待ちしております。 http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012ktqyi1jzp.html

新潮社 出版企画部 田中比呂之(ひろし)

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『昭和天皇 御召列車全記録』
原武史/監修、日本鉄道旅行地図帳編集部/編

2017年02月15日   その他

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