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イベント列車企画や車両保存まで手を広げる文化部記者

 新潮講座「売れる読まれる鉄道企画」第3回は3月23日(木)です。講師は神奈川新聞文化部齊藤大紀さん。文化部でありながら鉄道記事も書いておられます。いや記事どころかイベント列車を走らせたり、車両保存まで手を広げておられます。

 先月、「齊藤さんの保存車両」を拝見してきました。場所は横浜市磯子区の久良木公園。JR磯子駅を降りると目の前の丘に巨大なマンションがあたりを睥睨しています。かつてここには横浜磯子プリンスホテルが建っていました。

 このマンションの向こう側が久良木公園です。横浜市電の保存車両は、早春の日射しを受けて輝いていました。保存されている1156号は、市電廃止直後の1972年(昭和48年)からこの地に保存されてきましたが、雨ざらしの上に、出入り自由としていたために痛みが激しく、解体が検討されはじめました。

 それで齊藤さんの出番となりました。2012年のことです。現地の案内板には「そこで、神奈川新聞の鉄道好き記者が呼びかけ」とあります。この辺りの経緯については当日、じっくりお話しいただくことにします。現在では写真のように整備が行き届いた状態で保存されています。

 ただし雨ざらしのままなので、是非屋根を!

20170316_01.jpg  車両保存というのは、それでもまだ文化財の「保護・継承」などと説明できる部分があろうかと思いますが、イベント列車となるとどうなのでしょう。新聞社には事業部というところがあって、その業務の範疇に入るとすれば、文化部記者が企画をしたとしても問題はなさそうです。大義としては「読者サービス」ということなのでしょうか。

 鉄道ファンには個人やグループで企画列車を走らせることはしばしば耳にしますが、講座では齊藤さんが会社の業務としてイベント列車を企画した「深層」意図も伺いたいと思います。

 後半はこの鉄道講座3回の講師磯部さん、大坂さん、齊藤さんの座談会として、仕事に趣味が入り込むことをそれぞれどう受け止めていらっしゃるのか、まず伺いたいと思っています。もちろん私自身の話も少しだけお話しさせていただきます。
 
 3月23日は18時30分からです。この日だけの受講も可能です!!

チケットの購入はこちら→http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012ktqyi1jzp.html

新潮社 出版企画部 田中比呂之(ひろし)

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『昭和天皇 御召列車全記録』
原武史/監修、日本鉄道旅行地図帳編集部/編

2017年03月16日   その他

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