本の話

 土屋武之さんの近著『鉄道の未来予想図』を読んでいます。鉄道ファンに共通する性癖とも言うべき夢想に、土屋さんの性格なのでしょう、正面から取り組んでいます。鉄道ファンは現実に存在する鉄道はもちろんのこと、廃止になった鉄道も楽しむし、予定線もシャブリ尽くします。建設途中で挫折した未成線にも愛情を注ぎます。本のタイトルからは、過去の類書の内容を想像してしまいましたが、最初に登場したのは、東京~大阪間を走る夜行列車でした。しかも運営するのは貨物会社だというのです。

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2013年06月18日   本の話

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