今日5月14日、北海道の鉄道旅行地図をアップしました。鉄道旅行地図とは現在ある路線と駅だけを掲載した地図です。これまでアップしていた廃線鉄道地図に重ね合わせてあります。右下の切り替えボタンで簡単に、2つの地図を行き来できます。とりわけ廃線の多い北海道は、旅行地図と廃線地図の対比は鮮烈です。鉄道の辿ってきた歴史を端的に示しているとも言えるでしょう。
トップページの「鉄道地図を見る」からまずこれまで通り、廃線地図を開き、右下の「旅行地図を見る」をクリックすると旅行地図に切り替わります。廃線地図で、例えば根釧台地などを拡大しておいて、旅行地図に切り替えると、対比がより鮮明になります。2つの地図は重ね合わせてありますので、拡大縮小は常に同期します。 また2つの地図は、路線と駅の情報を共有しています。例えば、胆振線に京極という駅がありました。もちろん廃線地図には京極があります。廃線地図でこの駅をクリックしてアイコン(キハ22)を立たせます。
このまま「旅行地図を見る」をクリックすると旅行地図に切り替わりますが、アイコンはそのまま京極駅の場所に立っています。 こうすると「線路がなくなったあとの距離感」とでも表現したらいいのでしょうか、廃線の現実感が伝わってきます。
旅行地図上でマウスを動かすと、廃線地図上にある情報に触れるのがわかります。路線を示す青線が表示されたり、クリックするとアイコンが立ったりします。2つの地図を連携させるために、あえてこのような仕様にしていますが、今後さらに使い勝手を向上させていきたいと考えております。
なお札幌と函館の拡大図は、現在準備中です。
明日のブログでは、旅行地図上の情報(絶景区間、有名温泉、秘境駅など)についてご説明をしたいと思っております。
Web日本鉄道旅行地図帳編集部 田中比呂之(ひろし)