駅名と十二支

 地名や駅名は「ネタの宝庫」で、これに関連した本はこれまで無数と言ってよいほど刊行されています。また本にならないまでも、個人で駅名を楽しんでいる鉄道ファンは多いのではないかと思います。この週末に「小心火車」さんが投稿された写真もその例でしょう。話題としては、時期違いのような気もしますが、実は早めに計画を立てておかないと、年末になって慌てても間に合いません。

「小心火車」さんは干支の漢字が駅名に含まれる駅を訪ねています。先週末に「全線開業」した東北の駅で、すでに年賀状に使用した実績のある駅の写真をご投稿いただきました。
 羽越本線鼠ヶ関駅、平成8年子年。奥羽本線撫牛子駅、平成9年丑年。山形鉄道フラワー長井線白兎駅、平成11年卯年。山田線磯鶏駅、平成17年酉年。nezumigaseki.jpgnaijyoushi.jpgshirousagi.jpgsokei.jpg
▲投稿:小心火車さん(4点とも)
 こんなことでもない限り、降りる機会がない駅ばかりですね。こういう遊びができるところが、鉄道旅行の楽しさでもあります。理由(目的)のない旅も悪くはないですが、鉄道は乗る理由があった方がより楽しいものです。
 来年の年賀状にこのネタを採用するとなると、「午」「馬」または駄洒落でひねるかして駅を探すことになりますね。これはこれで楽しいのではないでしょうか。「馬」だと五能線驫木駅富良野線美馬牛駅(あっ、ここには「丑」もいますね)などが浮かびます。この駅名遊びはかなり楽しそうですね。
 ちなみに「謹賀」や「新年」というお誂え向きの駅名はありません。もっとも中国には「迎春」という駅があるようですが。

 編集部 田中比呂之(ひろし)

2013年06月24日   北海道 / 東北

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