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小坂鉄道を「知る」

 このところ「KINU」さんの 小坂鉄道の投稿を楽しく拝見、拝読してます。ひと駅ひと駅の訪問記が面白いですね。駅名標の表記にまで言及されています。ローマ字や異体字についての考察も勉強になります。ローマ字の日本式(訓令式)にはどういう事情があるのでしょうね。とても興味深いご指摘だと思います。

 自分はいつ 小坂鉄道に乗ったのか調べて始めたのですが、なかなか記録が見つかりません。ついには全乗を目指していたころにつけていたノートを引っ張りだして、読むハメになりました。これはこれでいろいろ発見がありました。
 何冊目かのノートに記録がありました。平成4年11月22日のようです。ノートを読んで驚きました。もともと四国に行くつもりで、すでに「四国ワイド周遊券」を買ってあったのを、前日になって計画変更、当時発売されていた東日本乗り放題切符「ハートランドきっぷ」を買い直したようです。渋谷駅の駅員に「これで四国は乗れませんよ」と念押しまでされています。
 東北本線から 花輪線を乗り継いで、十和田南からタクシーで小坂に向かいました。十和田南で小坂行きの秋北バスにほんのわずかな時間で乗り継げず、タクシーに乗ることに。タクシーで3分ぐらい走ると、乗り継げなかったバスが見えてきました。バスを追い抜いてもらって、先の停留所から乗ろうかとさえ思いましたが、思いとどまりました。
 小坂駅のホームは広い構内の端にある、貨物が主体の鉄道によくあるパターンでした。駅舎はかなり老朽化していた覚えがあります。写真も撮ったはずですが、いまは見つかりません。いずれ投稿したいと思います。
 小坂発13寺35分発の大館行きに乗りました。乗客は7人ぐらいでした。風景の描写はほとんどありませんが、同和鉱業片上鉄道の片上〜和気間に似ているとノートに書いてあります。「寒々とした木々、雨」とも書いています。旅の印象はその時の天候にかなり左右されます。14時11分に大館に到着して、 小坂鉄道の最初で最後の乗車が終わります。通りすがりというか行きずりというか、文字通り「通り一遍」ですね。
kagoya.jpg投稿:KINUさん
 ですから余計に「KINU」さんの丹念な訪問記は興味深い。このブログの読者の方々にも御一読をお薦めします。大館側からでも小坂側からでも、駅をひとつずつ辿りながら、写真に付された「MEMO」をご覧ください。特に篭谷の駅名標の写真の「MEMO」にはなるほどと思いました。このWebの楽しみ方でもありますので、お試しください。
 「KINU」さん、いつもありがとうございます。

 編集部 田中比呂之(ひろし)

2013年08月07日   東北   タグ : 小坂鉄道

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