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鉄道地図を電子化する

 昨日、関東地方の地図を公開しました。全体図を見ると、左下の部分が雲がかかったように白くなっています。これは元の地図が地域によって縮尺が違うことから、やむを得ずこういう形にしました。紙版の『日本鉄道旅行地図帳』を元にに製作していますので、誌面に合わせて様々な縮尺を用いています。ときには方位も様々です。それをWeb用に修正しています。

 関東の地図の元となった紙版は「関東1」「関東2」です。おおざっぱに「関東1」高崎線の東側から南関東。「関東2」高崎線の西側から東京西部、神奈川がその範囲でした。「関東1」は縮尺60万分の1、「関東2」は20万分の1の廃線地図がメインとなっていました。なのでこれをWeb版で合体させて、関東全体図を作ることは不可能でした。それで、「関東1」の廃線地図に、「関東2」の旅行地図をはめ込み、全体図として表示することにしました。
kantou-map.bmp
 ですから「関東2」「東京」は別地図を開く方式になる予定です。この点についても、地図製作のジェイ・マップ様、地図のデジタル化・マッピング作業を担当していただいているATRクリエイティブ様には、ひとかたならぬご苦労をおかけしています。
 これまで北海道・東北は1枚の地図でした。昨日関東が公開となり、地図が2枚になりました。この2つの地図の切り替えは、右下にあるボタンをクリックしてください。また東北と関東にまたがる地域の駅ページから地図に遷移する場合、編集部であらかじめ設定した地図に飛びますので(那須塩原など)、この点ご了承ください。地図から駅ページに遷移する場合は問題ありません。
 地図中の拡大図で、まだデータが入力されていない図もあります。また紙版の地図にあって、Web版にない拡大図もあります。順次データの入力、Webサイトへのアップを進めていきますので、しばらくお待ちください。
  関東の地図をお楽しみいただくとともに、ご投稿の方もよろしくお願い致します。

  編集部 田中比呂之(ひろし)

2013年08月09日   関東

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