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気になる関東鉄道竜ヶ崎線の気動車

 私が鉄道の写真を撮り始めたのは、昭和45年秋頃からです。最初はオリンパスのハーフサイズカメラでした。そのあとキャノンの一眼レフカメラを父親から譲り受けたのですが、ハーフサイズとキャノンの間に別のカメラを使用していた記憶もあります。

 白黒フィルムで撮影することが普通でしたが、たまにカラーフィルムも使いました。いずれにしろデジカメ時代の今とは比較にならないほど撮影枚数が少ないですね。さらに撮影したフィルムから厳選して写真屋でサービス版にプリントしていました。それから40年以上が経過した今になって、スキャナーでほぼ初めて見る写真がパソコン上に現れるのです。かえってそれが楽しみでもあるのですが。
 先日otome-c56さんが関東鉄道竜ヶ崎線竜ヶ崎駅のページに、気動車の写真をアップされました。昭和47年の写真と説明にあります。いずれも状態のよいカラー写真です。何事かを語りかけてくるような写真で、とても気になっています。
 それはおそらく私にも撮影の機会があったのではないかという後悔の念も含まれているでしょう。昭和47年といえばすでに北海道や九州にまで足を伸ばして、蒸気機関車を追いかけていました。横浜に住んでいた私が竜ヶ崎に足を伸ばす機会はいくらでもあったはずです。この写真を拝見して、そういえば筑波鉄道も含めて何度か訪問を計画したことがあることを思い出したのです。結局行かずじまいでした。
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 ただしそれだけではない何か気になる写真です。それでグーグルで写真検索をしてみました。もちろんグーグルがすべてではありませんが、撮影された車両のカラー写真が少ないことに気づきました。さらに手元にある竜ヶ崎線関連の書籍などを開いてみると、白黒写真がほとんどでした。これもいろいろな都合でもとはカラーでも白黒で発表されている可能性もあります。実際自分が出かけていったとしても、モノクロで撮影した可能性は大です。
 otome-c56さんの写真は、ひょっとすると貴重なカラー写真かも知れません。この写真のアップ以来、竜ヶ崎駅は「アクセス人気駅ランキング」の10位以内にとどまっています(10月30日現在)。私同様、気になっている人たちがご覧になっているのかもしれません。
 この「悠悠自鉄」をご愛読いただいている方々は薄々お気づきかと思いますが、私は車両に詳しくないので、車両のことを取り上げることがほとんどありません。写真の車両について詳しくお知りになりたい方は、例えばRM LIBRARY169『関東鉄道竜ヶ崎線』(白土貞夫著)や『からっ風にタイホーンが聴こえる』(湯口徹)などをご参照ください。
 otome-c56さん、ご投稿ありがとうございました。

編集部 田中比呂之(ひろし)

2013年11月01日   関東   タグ : 関東鉄道

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