編集部には中村俊一朗（コレクション）さんからお預かりしている都電関連の切符も多数あります。これをあらためて見てみますと、どこにアップしてよいのか迷う切符がかなりあります。
　いくつかご紹介してみます。まず定期券が何枚かあります。「目黒駅～一ツ橋」間の定期で、昭和14年4月1ヶ月間の有効期限です。目黒駅～古川橋～芝園橋～日比谷～神田～一ツ橋という経路に赤線が引かれています。
▲画像の一部を加工してあります
　これを線名で当てはめていくと、目黒線、古川線、三田線、神田橋線などとなるのですが、ではどこの路線にアップしたらよいか迷います。この場合はどの線でもよいとも判断できますので、目黒線にアップしようかと考えています。
　私は都電には馴染みがないので、かえって混乱はないのですが、都電を日常的に利用していた人には、都電の路線名は不思議な感じがするかもしれません。路線名はほとんど意味がなく、系統番号さえ覚えていれば事足りたということです。路線名があったことすら知らないかもしれません。
「日本鉄道旅行地図帳」4号で都電全路線を掲載しましたが、都電の準備には1年近くかけた覚えがあります。その際、路線名で整理しないと電停の履歴などは整理不能と分かりました。Webでもそれを引き継いでいます。
　この定期券の例はそれでも駅名や路線名がはっきりしているので、まだよいとして、乗車券や記念切符など様々な切符を券面から判断していくのは大変だと思います。といって私にも良いアイデアがあるわけではありません。これは正直に告白しておきます。実際に自分で使用した切符であれば問題はありませんが、そうでない場合は悩みます。そんな悩ましい切符を以下に紹介してみます。


　皆様のアイデアに期待したいと思います。なお、画像をアップする際、現在会社名が「不明」しか選択できません。調整には時間がかかる可能性があります。申し訳ありませんが、調整が終わるまで「不明」のままご利用ください。

追伸　
「dategaseki42」さま、さっそくお試しいただき恐縮です。この方式の方が両方一度に見ることができ、便利ですね。ありがとうございました。他の会員の方も表裏を一度に見せる場合は、この方式をお薦めします。

編集部　田中比呂之（ひろし）