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旧国名を冠した駅名

 ワールドカップ時間で生活をしているので、体調がやや不良な感じです。深夜はともかく、早朝の中継はこたえます。日本時間5時からの開幕戦は寝坊しました。しばらく簡潔(短い)なブログになることをお許しください。

 東海地区がオープンしてしばらく大井川鐵道の写真・コレクションがアップされないと思っていましたら、長島ダムに水没した旧線区間の写真と記念切符がアップされて驚きました。
 私も大井川鐵道には何度か行っていますが、フイルム時代なのでスキャニングをする時間がありません。旧線も1度歩いたことがあります。それも「特急ビヤダル」さんの写真を見て思い出したのですが。
 「特急ビヤダル」さんの写真には古いDBが写っていますね。このDBが牽引するデッキ付きの旧型客車の列車を、特別に運転して貰ったことがありました。鉄道ジャーナル社の海外ツアー同窓会のメンバーが、竹島編集長(当時)をお招きして実現した運転会でした。1日、DB列車を楽しみました。
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 もうひとつ「KINU」さんが常磐線の駅のレポートをこのところ続けていらっしゃいます。湯本駅の駅名に旧国名が冠されていないことから「The温泉だ」という地元の声があるということを紹介されていて、笑ってしまいました。こういう話が実は好きなのですが、それはともかく、駅名に旧国名を冠した駅が全国にたくさんあって、それがなにかの原則にしたがっているのではないかと前々から調べたいと思っていました。
 すぐに気づくのは、同名の駅で新しい方が旧国名を冠して区別するらしいということですね。常磐線の湯本駅は明治30年、美祢線の長門湯本は大正13年ですから、後で開業した美祢線の湯本には旧国名「長門」が冠されたのでしょう。この間に開業したのが箱根登山鉄道のが湯本で、明治33年でした。私鉄だからでしょうが、旧国名を冠せず湯本のままでした。それが大正8年に駅が移転した際、箱根を冠して箱根湯本となっています。もっとも箱根は旧国名ではありません。
 常磐線の駅名を見ていくと、旧国名を冠した駅名は2つしかありません。常陸多賀磐城太田だけです。2つの駅はいずれも改称駅名です。さすが日本鉄道が前身の常磐線。同じ日本鉄道出身の高崎線の駅には旧国名を冠した駅がひとつもありません。
 このあたりから旧国名を冠した駅名をぼちぼち研究してみようと思っていたのですが、これについては徹底して研究し尽くしているサイトが見つかりました。「デスクトップ鉄のデータルーム」というサイトです。このサイトを見ると私の出る幕はありません。ご興味のある方は是非ご覧ください。これで何日も楽しめるのではないかと思います。
 おっと、そろそろオーストラリア対オランダの試合が始まります。

編集部 田中比呂之(ひろし)

2014年06月19日   東北 / 関東   タグ : 常磐線, 旧国名, 高崎線

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